Kz短編集

旅行#1 ページ6

「おめでとうございますーー！」


商店街にカランカランとなる鈴の音が響いた

私は目の前の金色に光った丸い玉をみて唖然。

人生で初めてあたり引いた、、、

私は昔から不運不運の連続で、、すごい頑張って旅行の準備したのに次の日雨。なんてことはしょっちゅう。

だからなおさら驚いた

呆然と立ち尽くしている私に笑顔でチケットを差し出すハチマキをまいたおじさん

「一等は北海道への旅行チケット8枚だよー！
普段ならペアなんだけどねぇ、今回は特別に多くしたんだよぉ。」

私は封筒の中に入ったチケットをみてやっと一等を引いたことを受け入れた

8枚か、、、

私はある人達の顔を思い浮かべた

でもママに頼まれてお使いに行った帰りに当たったんだから

絶対ママに取られるに決まってる。

でも今回引き当てたのはわたしの運だもん！

私は封筒をポシェットの中に入れた。

ここならバレないよね。

「ありがとうございます。」

私はおじさんに、そう言って家に向かって駆け出した



これから起こる出来事に心を弾ませながら

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