Kz短編集

王様ゲーム#2 ページ3

「おーさまだーれだ」

さっきの出来事がなかったかのように言う若武。

私は苦笑いしつつも手元のカードを見た

[王様]

とでかでかと書かれているカード。

私は嬉しくてピンッと手を挙げた

「はーい！」

「おお、あーやか。」

若武はちょっと残念そう。

？？なんでだろ

「えーと、、、3番と4番がモデルみたいにポーズをとる！」

私がそう言うと翼と上杉君が明らかにショックを受けていた

それを見て若武はニヤニヤ。

若武って気分屋だよね。本当。

さっきの表情はなんだったの

そんな私に構わず時間は過ぎてゆく。

3分後、翼と上杉君がお姫様ドレスを来て出てきた

え！めっちゃいい！

翼はかわいい系。上杉君は美人系。

羨ましいなあ〜

っていうかその衣装どこにあったの？


翼達は真顔で、モデルのポーズをし始めた


私達はカメラを構える



「ぶっ、アッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」



若武がまず最初に吹き出した


「ゴホッゴホッアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」



そして次に黒木くんと忍。



「、、、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」



最後に小塚くんと私。我慢してたんだけど耐えられなかった。


そしてその状態のまま5分。

「いつまでやればいいんだよ！」

笑いながらずっと写真を取り続ける私たちに上杉君がキレて衣装部屋に戻って行った

そしてただ1人その様子を動画で撮っていた若武がまた吹き出した

みんなで若武の撮った動画を覗き込むと



「ブッアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」



一斉に吹き出す私達。

その様子を見て駆け寄ってきた翼も



「ブッアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」



すぐに吹き出した




上杉君、、、ごめん、、、



そう思いつつも笑ってしまう私たちだった。

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