#1モデルオーディション ページ3
私、立花彩はある事務所に来ていた
話しかけた受付の女の人がチケットを見て右の廊下の方を指さした
「はい。確認しました。
会場はあの廊下をまっすぐ突き当たりの部屋になります」
私はペコっと頭を下げて突き当たりの部屋に向かう
緊張してきた、、、。
震える手でドアノブを開けると中にはキラキラした女の子達。
一斉に女の子達が振り向いた
思わず身を固くした私。
でも女の子達は興味なさそうに自らの作業に戻ってしまった
やっぱり私って可愛くないよね
モデルオーディション応募したの間違えだったかなぁ。
だんだん後悔してきた私。
そう、私は「二コロン」という雑誌のモデルオーディションを受けに来たんだ
事の発端は先月の末。
私は買い物の帰りにある女の人と出会った
_______
「んー。重いなぁ、、、、わっ!すみません!」
買い物袋が20代くらいの女の人に当たってしまった
買い物袋を持ち直して慌てて謝ると
その女の人が大きなサングラスを外して
「大丈夫よ。それより、、、あなたオーラあるわね。このオーディション受けてみない?」
と笑顔でプリントをこちらに差し出した
正直オーディションなんて興味なかったけど断るのも悪いからとりあえず受け取って中身を見てみた
[雑誌「二コロン」モデルオーディション
中学生の女の子なら誰でもOK!
まずは下の書類審査に応募してね]
下には写真を載せるスペースとちょっとしたプロフィールを書く欄があった
うーん、やっぱり興味ないかなぁ。
それに意味もなく私に渡したんだと思うし
「すみません。私が応募しても不合格になるだけなので、今回は、。」
私はプリントを女の人に差し出して苦笑いした
でも女の人はプリントを受け取らない。
「そう言うと思った。特別に今回はこの「白雪杏奈」に命じて書類審査はしなくていいわ。
とりあえずこのオーディション受けてみない?」
、、、え!
「白雪杏奈ちゃん!?大人気女優の?」
私は改めて女の人の顔を見た
真っ白な肌に大きな瞳。頬はほんのりピンク。ほんとの白雪姫みたい
硬直してる私を見て杏奈ちゃんはふふふっと笑った
「どお?受けてみる気になった?」
私は根負けして頷いた
____________
でもなんで私なんだろうな。
なんて考えてると
ガチャという音と共に男の人が入ってきた
ざわざわしていた部屋が一瞬にして静まり返る。
「では、オーディションを開始します」
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はくあ - 続きめっちゃ楽しみにしてます! (2020年7月26日 13時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
ねー - ガンバ!更新待ってます (2020年5月29日 9時) (レス) id: 97d1b5bb4a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - cocoさん» ありがとうございます!頑張りました!更新もがんばります! (2020年2月7日 15時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - ここあんさん» ありがとうございます!!頑張れました〜! (2020年2月7日 15時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - あさん» え!ありがとうございます〜!ふふ、すごい嬉しい!もったいないお言葉ありがとうございます! (2020年2月7日 15時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)
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