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柴崎家の日常#愛蔵 ページ7

クロside。(※クロとは、シバケンが拾ってきた猫である)






吾輩は猫である。
名前はクロ。
この柴崎家に居候している。





あ『ただいま！！あ！クロ〜！』




ク「にゃー」





こやつは、Aちゃん。
可愛くて、料理が美味い、愛蔵のがーるふれんどというやつらしい。



愛「ただいまー、あ、A。今日の飯なに？」




あ『おかえり！！クリームシチューだよ』




愛「美味そー」





こやつは、愛蔵。
吾輩を拾ってくれた健の弟で、あいどるをやっているらしい。




愛「クロはこっち。Aはこっちね」




あ『へ？うわっ…』





Aの腕の中から吾輩を抱えあげて、床に下ろし、彼女に抱きついた愛蔵。


吾輩の敵だな。




クロ「にゃ〜〜っ」




愛「Aは俺のだから」




あ『クロ相手に嫉妬してんの？wwww』




愛「悪い？？それよりさ、今日さーあいつがー」




あ『勇次郎くん？』




愛「そう。うざくてさ、、もうほんとストレス製造機かよって感じでー」






愚痴を漏らしながらキッチンに入る愛蔵。
もしかしたら、おこぼれが貰えるかもしれないと思い、てくてくあとを付いていく。






あ『あら、クロも来たのー？笑。愛蔵、クロにあげられそうなやつある？』




愛「んー……魚あったっけ…」





あ『あ、あれじゃない？あの奥のヤツー』






Aも愛蔵と一緒に冷蔵庫を覗き込み、あれあれ！と指さす。





愛「あ、ほんとだ。これでいーや」





あ『はい！クロー食べる？』





愛「食べるだろ。好きだもんなー魚」






Aの手から直接、お魚を食べる。
これ以上の幸せはない。



ありがとうって伝えたくて、Aの頬をペロッと舐めた。






あ『くすぐったーいw』




愛「ずりーぞクロー」




あ『もう、愛蔵！！クロを睨まないの！！ほら、ちゃっちゃとクリームシチュー作ろ？』





愛「そのまえにー…ちゅっ」





あ『んっ！？』





愛「A補給〜、さ、やるかー」





Aが顔を赤くしてる。
そう。
愛蔵だけだ、Aをこんな顔にさせるのは。




吾輩にはそれが出来ない。
だから、愛蔵に勝てるわけないけど…





それでも、吾輩は、Aが一番好きなんだ。

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