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4月はキミの嘘#愛蔵 ページ13

愛「A……」





あ『ん？何…？』





愛「この顔みてみろよwwwwひーっww」





あ『それやばいwwなんでこんな顔して写ってんの！！勇次郎ww』





勇「それは…その…CDでイライラしてたんだよ！！」






あ『ケチだな〜…まぁ、この写メは永久保存版だよね。うん。あ、もうこんな時間！！勇次郎帰って！！』←





勇「は！？保存って……てか、え、もうこんな時間か。んじゃ帰る」





よっしゃ、上手く話を反らせたぞ！！
そのまま帰れ！！帰れ〜！






勇「あ…写メ、今度保存してあったらタダじゃ済ませないから」





あ『えっ、ちょ！！わぁぁぁw髪がぐしゃぐしゃ！！』






勇次郎に髪をかき乱された。
そんな2人をじっと、不機嫌そうに見つめていた愛蔵に気づいたのは勇次郎が帰ってから。








あ『じゃ、また明日ね！変な前髪の人！』





勇「あ？ブス」





あ『はぁ！？こんな可愛い私がブスなら、世界中の女を敵に回したよ！！アンタ！』←





勇「うるせーな、じゃまた明日ー」






あいつ…
明日会ったらシバいてやる！！






あっかんべーをして勇次郎を見送り、玄関に戻ると愛蔵にガバッと抱きつかれた。WOW!!←







あ『な…に？？苦しいんですけどー…ちょっとー？聞いてるー？しーばさーきはーん』





愛「なぁ…お前さ、俺の彼女になれよ」





あ『は…？何言ってんの？？？それってつまり、愛蔵は私の事好きってこと？』





愛「うん。いいからなっとけって」






こ、こんな告白ある！？
不器用にも程があるよ…愛蔵…
まぁ嬉しいけどさ、でも…






あ『私…勇次郎が好き』





愛「知ってる」





あ『じゃあ、なんで私に告ったりしたの…』





愛「見てるこっちが辛いんだよ…お前さ、








あいつが…









勇次郎が涼海のこと好きなの知ってんだろ？」



え。
なぜにバレたし。
必死に隠してのに…







あ『なんであんたが知ってんのよ…』





愛「幼馴染舐めんなよ…もう俺にしとけって…絶対幸せにするから…」





あ『あい…ぞ……んんっ！？』






苦しいくらいに口づけられた。
不思議と嫌とは思わなかった。







愛「A………一生、俺に愛されてろよ」





あ『愛蔵……私が本当に好きなのは愛蔵なんだよ』





愛「は…い？？？」





あ『ちょっと遅れたエイプリルフール！！』





愛「お前…ああ、もう………好き」







めでたし、めでたし？

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