14話 ページ5
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私達は、イクト先輩の話を聞いた
イクト先輩は、いつもテストは1番をとっていて、初めは問題を解くのを楽しんでいたらしい
しかし……1番が当たり前になると98点でも許せなくなり、わからない問題があるのも嫌になり、
"必ず100点じゃないと"って思っていたイクト先輩は、
ある日、テスト中に頭が真っ白になり、白紙の答案を提出してしまったらしい
それで、アカテントラズ行きになり、こうなったそうだ……
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マタロウ「98点でも凄いのに…;」
コマ「僕たちとは、悩みの次元が違う…;」
トオル「……100点取れないからなんなの?」
イクト「…!」
トオル「そんなに大事なの?
…僕はずっと努力して、勉強し続けてきた。
人の何倍も、何十倍も!
でも、そんな僕がどれだけ努力しても、君には勝てなかった」
トオル先輩は目を閉じて一息つくと、更に続けてこう話した
トオル「…でも!僕は君の言葉に勇気づけられたんだ!」
イクト「ぇ…?」
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No side
(過去の回想)
トオル《くっそぉ!!あんな簡単な所で間違えるなんて…!》ガンッ!
イクト《……ふふっ…》
トオル《何が可笑しいの!?》イラッ
イクト《テストの結果が悔しいのは、トオルがそれだけ努力したからだ。
そうやって努力して困難に向き合ってる君は、何時か僕を超えるさ…》
トオル《……………》
No side終了
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トオル「100点じゃなくてもいい。この悔しさこそが、精一杯やった証なんだって
僕は君の言葉でそう思えるようになったんだ!」
トオル先輩は胸に手を当て、イクト先輩に向かってそう声を出した
イクト「…そうだったのか……でも、そんな君がどうしてここに…?」
『理由は簡単、イクト先輩の為ですよね?』
イクト「え?」
私はみんなに向かって続けてこう話す
『恐らくトオル先輩は、ワザとアカテントラズに送られてきたっていう訳ですよね?』
「「「え!?」」」
ジンペイ「そうなのか?」
私の言葉を聞いたみんなは驚きの表情を浮かべる
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アイスクリーム - とっても面白いかったです!ちゃんとギャグ?なども入れてて面白いかったです!これからも頑張ってください! (2021年9月20日 9時) (レス) id: 3c8d8e836b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年9月20日 5時