14話 ページ42
マタロウ「例えば学園長室で____」
ラナ《確かに知帝来人は、スラッとして背が高いイケメンですものね》
マタロウ「豪万蛇先輩も、知帝来人が"スラッとして背が高い"とは一言も言っていない
なのにラナ先輩は見た目の情報を知っていた」
豪万蛇「確かに……!」
マタロウ「続いて街の掲示板では____」
ラナ《一昨日はすごい雨だったから、地底から来た彼がこれを貼る時に泥がついたのよ》
マタロウ「貼り紙が貼られたのがいつとは誰も言っていないのに、ラナ先輩は「一昨日]と断定していた」
ラナ「……」
マタロウ「さらに決定的なのが………」
マタロウ君はメガネを光らせ、スチャッと持ち上げ、こう口にした
マタロウ「あなたが閉められた教室に入ろうとして使った鍵!
あれはタマヨ学園長が知帝来人に渡したというマスターキー!"キンヤくんキーホルダー"が何よりの証拠です!!」
豪万蛇「なんと……!」
マタロウ「以上の事から導き出される知帝来人の正体…それは
阿万手ラナ先輩!あなたなのです!!」
マタロウ君は最後に、ビシッ!とラナ先輩の事を指さした
ラナ「……」
ラナ先輩はしばらく黙り込んでいたが、すぐに口元に笑みを浮かべて口を開く
ラナ「…さすがね………そう、知帝来人は私の変装した姿よ」
『えっ!?』
ジンペイ「マジ!?」
ラナ先輩が素直に犯人であることを認め、それを聞いて、衝撃を受けて私とジンペイ君は仰天
ラナ先輩は両目を細めてスグル先輩を見た
ラナ「中等部を舐めてはいけない と言った意味が分かったでしょ?」
豪万蛇「……!;」
ラナ「私は知帝来人になり、重要人物に接触し、高等部と中等部が戦うようけしかけ
それが私だとバレないよう、地底人の仕業だとウソを流した」
それを聞き、ショックを受けたジンペイ君は一歩後ろに後ずさる
ジンペイ「そんな…
熟女とAに悪い人はいないという常識を覆すなんて……!」←
須佐野「……熟女?;」
『なんで私もセットなの……?;』
滝のように涙を流しながらそう言うジンペイ君を見て、オウジロウ先輩と私は半目になっていた←
コマ「変装してまでこんなことをしたあなたは、一体何者なんですか!?」
コマ君が指をさしながらそう言うと、ラナ先輩は小さく呟いた
ラナ「………分かりました。今こそ私の正体を明かしましょう」
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時