18話 ページ5
リュウスケ「会長、女性のプライベートを覗くのはいただけないね
まぁ、Aちゃんの私生活なら喜んで見るけどね♪」←
『おい』←
さらっと変態発言したキュウビ先輩に、私はジト目でつっかかった
ラント「……過去の自分と向き合わなければならないときもある」
この言葉は、かつての自分もそれを経験したラント君だからこそ、言えるのだろう
ブルー「さあ、心の旅に出向くとしよう」
ブルームーンは魔神ウォッチにメダルをセット
マジーン!
ブルー「マインドトラベル!」
ブルームーンがロッドを構えると、クロックレディの真下に巨大な青い魔法陣が出現
そして景色が少しずつ白んでいき、やがて何も見えなくなった____
____
[記憶の世界]
真っ白な視界が薄れていき、やがて私たちの目に家の中の景色が映り込んだ
そこには、ロケットの模型に手を当てて見上げる幼少期のフブキちゃんと
ソファに座るフブキちゃんの父______姫川発明さんの姿が見える
タツアキ《フブキ、パパの仕事はロケットでみんなを幸せにすることなんだ》
フブキ《私もパパみたいになりたい!》
タツアキ《ははっ。フブキはかしこいから、パパ以上の科学者になるぞ》
フブキ《えへへへっ》
『フブキちゃんは、幼い頃からメカが大好きだったんだね……』
ブルームーン「そう
幼い頃から父親に憧れて、同じ科学者を目指していた彼女だったが、ある日____」
ピンポーン、と家のチャイムが鳴り、フブキちゃんのお母さんが出る
少しして焦ったような声が聞こえてきた
フブキ母《そんなっ、困ります!!》
静止の声を無視して、ドアを開いてリビングに入ってきたのは警察の人達だった
《姫川タツアキ。ロケット研究資金を横領した罪で逮捕する》
タツアキ《………》
フブキ《パパ!》
そしてタツアキさんは逮捕され、このことは瞬く間にニュースに取り上げられた
【この逮捕を受けまして__】
母の声を押し殺した泣き声を耳に、フブキちゃんは目に涙を溜めながら隣に座っていた
フブキ《(大好きなパパが悪いことなんてするはずがない……!
だとすれば、研究所の人たちがパパを陥れた……?)》
フブキちゃんの頭の中に、タツアキさんの仲間が濡れ衣を着せたのではないかという考えが浮かんだ
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時