5話 ページ33
叫んだジンペイ君は、表情を戻してお茶碗を差し出し……
ジンペイ「もう一杯大盛りで!」←
豪万蛇「こら」
スグル先輩はジンペイ君を軽く叱る
やっぱり、下品だよジンペイ君……;←作者
タマヨ「……まぁよろしい」
タマヨ学園長はそれだけ言うと、視線をある所に移す
そこ座っているのはAこと____私で
私はお茶碗を3回回して上品にお茶をすすり、
飲み終えた私はお茶碗からスッと口を離すと、コトンと床にお茶碗を置く
『お粗末さまでした』
ちなみにAちゃんは、作法などを勉強していたのでこのくらいお茶の子さいさいなのだ!←作者
タマヨ「…ふふ、やはりAさんは礼儀がなっていますね。上品ですし、成績も優秀
ぜひ今すぐにでも高等部にいらしてほしいくらいですわ」
『そう言って貰えるとは……光栄です』
にっこり微笑みかけたタマヨ学園長を見て、私も嬉しさのあまりに微笑んだ
続いてタマヨ学園長は、スグル先輩に目を向けて声をかける
タマヨ「…それはそうと、中等部が学園の品位を貶めているという話は誤解だったとか?」
豪万蛇「はい。わたしがある男の言葉を鵜呑みにしたため、このようなことに
申し訳ありません」
そう言ってスグル先輩はタマヨ学園長に頭を下げた
タマヨ「ある男?」
豪万蛇「はい。"知帝来人"という」
タマヨ「あぁ、チー様」
マタロウ「……チー様!?;」
なんと、タマヨ学園長の口から出てきたのは、知帝のそんなあだ名だった
しかも、その声もどこか楽し気に聞こえる
豪万蛇「学園長とも懇意にしていると聞きました。彼はいったい、どのような提案をされたのですか?」
すると、タマヨ学園長はお茶を点てていた手を一旦止めて、上を見上げた
タマヨ「……それは………」
____
NOside
[過去の回想]
知帝《単刀直入にいいます。Y学園の品位を落としている中等部を即刻リストラし
そして中等部の中で一番優秀な"あの人"を引き入れるべきかと……
そうすれば、タマヨ総学園長による中高一貫の統括管理体制が完成いたします》
壁に片手をつきながらタマヨにそう言った知帝
タマヨ《そう簡単に行くかしら……?
それに、中等部中で一番優秀な人間とは?》
そう言いタマヨは再びお茶を点て始めると、知帝は隣に近づきこう話す
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時