2話 ページ30
私はそんなみんなを横目に、話を切り替える為にスグル先輩に話しかける
『………;
…それで…話とは?』
豪万蛇「………あれは一か月ほど前の事だった
私のもとに、"ある男"がやってきたのだ」
____
NOside
一か月前、豪万蛇は生徒会室で生徒会の資料を作成していた
パソコンを操作していると、横に置いてあったスマホの通知音が鳴る
豪万蛇《?》
豪万蛇がスマホを手に取って画面をタップすると、ある記事が目に飛び込んできた
豪万蛇《………!?なんだ、この記事は……!!》
そこに記されてあったのは…
“Y学園の今!中等部による悪行の数々”
・ほぼ全裸でうろつく生徒
・コンビニで大暴れ
・ムフフ本不法投棄
この記事を目にして、怒りでわなわなと震える豪万蛇
するとそこに____
?《いかがですか?》
豪万蛇《!》
聞き覚えのない声が聞こえ、前に目を向けると、見知らぬ人物が立っていた
?《Y学園の評判は中等部のせいでガタ落ち……
これは、捨て置けませんな?会長》
その男の見た目は青い髪、涼やかな目、すらっとした体型
青いスーツに身を包み、赤いネクタイをきちんと結んでいる
豪万蛇《……あなたは?》
?《私は、このY学園の支援者、"知帝来人"と申します
大王路タマヨ学園長とも懇意にさせていただいております》
その男____知帝来人は胸ポケットから名刺を取り出し、豪万蛇の前にスッと差し出した
豪万蛇はその名刺を手に取る
豪万蛇《"学園経営コンサルタント"?》
知帝《はい。潰れそうな学校もたちまちV字回復。地の底から天にまで昇らせてみせましょう!
"カリスマ学園経営コンサルタント"とは私の事でございます》
鼻高々といった風に知帝は得意げに言い張った
豪万蛇が少し警戒心を持って知帝に向かってこう言う
豪万蛇《…そんな方が私になんの用ですか?》
知帝《Y学園の評判が落ちている理由
それは、中等部の一部の者が"YSPウォッチ"という不可解なモノを使い、暴れているからなのです》
豪万蛇《YSPウォッチ?》
知帝《それにより、Y学園の品位は著しく低下。タマヨ学園長もたいそう気をもんでおられます
ただちに手を打たなければなりません》
豪万蛇《しかし、中等部など相手にするほどの____》
豪万蛇がそう言おうとしたところで、知帝は眼鏡を光らせた
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時