12話 ページ21
『私はマタロウ君が誰よりも優しいのを知ってるから……
きっと君の言葉は、みんなに絶対に伝わってくれる』
マタロウ「Aさん……!
ありがとう。おかげで覚悟ができたよ」
マタロウはAに笑顔を向けると、スッと椅子から立ち上がった
『頑張って………マタロウ君……!』
____
その遠くでは、戦い続けているフドウライザーとエンシャントがお互いを剣で弾き、後ろに跳びずさった
エンシャント「……ハァ、ハァ………」
フドウ「……むぅ………」
あれだけ長い時間闘ったから、二人からは疲れが見える
______そんな時、マタロウの叫び声が辺りに轟いた
マタロウ「みんなやめてーーーっ!!
このまま闘いを続けたら、学園自体が壊れちゃうよ!!」
マタロウの叫び声に、生徒たちは思わず戦いの手を止めた
マタロウ「僕はこのY学園になくなってほしくない!!
僕はこの学園が、学園の仲間が大好きなんだ!!
先輩たちはこの学園が、この学園にいる仲間たちが嫌いなんですか!?
なくなってもいいんですか!?」
マタロウの叫び声に、フドウライザーもスサノブレイダスも動きを止めた
漆黒丸とアシュラギルファーも、マタロウの方を振り返っている
マタロウ「高等部の先輩たち、僕らが学園の品位を落としているというのなら、直す努力をします!
だから……戦いをやめて話し合いをしましょうよ!!
僕たちは望んで品位を落としているわけじゃないんです!
学園を守るために、戦っているんです!!!」
マタロウが腹の底から声を出すようにそう叫ぶと
突如オレンジ色の煌めくオーラが身体全体から放たれた!
マタロウ「え……これって、何が…!?」
マタロウ自身も何が起こったのかよく分かっておらず、思わず光輝いている自分の掌を見つめた
フドウ「…なんだ、これは……!?
頭に情景が流れ込んでくる……!」
辺りに広がるオーラを浴びたフドウライザーは頭に手を置き
その隣にいたスサノブレイダスも異変に気づく
ギルファー「これは……!」
アシュラギルファーの脳内にも、ある情景が流れ込んできた
____
流れてきた情景とは、これまでのAたちが学園を守るために戦ってきた姿____
みんなと共に七不思議を解決し、怨霊と変身して戦う
地球を狙っている宇宙人を目の当たりにしたみんな
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時