検索窓
今日:31 hit、昨日:6 hit、合計:29,234 hit

3話 ページ12

____






タマヨ「あなたに“大人”を語る資格がございまして?



ドーン!」




キンヤ「ひぃ〜〜〜〜!!;」




タマヨに鋭い目つきのまま指を突きつけたキンヤは



雷に打たれたようにビリビリ光り、奈落の底へ落ちていった……←






____






ラナ「私はここに座っているだけでいいんですよね?」



高等部軍に設置された椅子に座っている、ラナ



どうやら中等部の大将はマタロウで、高等部の大将はラナになるようだ





豪万蛇「ああ。お前は形だけの大将だ。指揮はすべて私が執る」


ラナ「わかりました」



豪万蛇の言葉に、ラナは顎を引いて素直に頷いた






須佐野「………会長、俺はアイツらそんなに悪くないと思うんだが」



豪万蛇「Aを除いて、あの者たちが学園の品位を落とし、危険に晒しているのは事実」


須佐野「なぜそこまで目の敵にするんだ?」



説得しようとしても考えを曲げない豪万蛇に、須佐野は表情を険しくする



すると豪万蛇は上を向きながらこう呟いた




豪万蛇「わたしは学園を…





Aを守りたいだけだ」



須佐野「…惚れたんだな、Aに」


豪万蛇「………」




須佐野は何も言わない豪万蛇を見つめていると、近くにいたライムが口を開く



ライム「確かに、Aは魅力的な子さ」



ライムは目線をAに移して、話を続ける





ライム「服装も成績も良い



校則違反に基づく行為は一切行っていないし、おまけに性格までいい




おそらく彼女に惚れた人は少なないだろうね………僕も"その一人"だから」



すると、ライムは真剣な表情に変わって更にこう話す




ライム「でも、もしAを連れて行こうとしたら中等部のみんなは全力で止めようとするだろう



それに、ヤツらは僕たちと同等の力を持っている


潰す気でいかなきゃ、こっちが潰される」





だが、それでも須佐野は納得できなかった



須佐野「おいおい本気か!?そんなことしたらただの喧嘩じゃ済まない!


下手をすりゃ死人だって出かねないぞ!」



豪万蛇「それもいたしかたあるまい。全ては学園のため…





……たとえ、Aと戦うこととなろうともやるしかないのだ」



須佐野が叫んでも、豪万蛇は聞く耳を持たず、Aを見つめたまま静かにそう返す




須佐野「(…A、それから中等部の奴ら



絶対に気を緩めるなよ……!)」





須佐野は中等部の方に目を向け、Aたちに心の中で警告した

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:妖怪学園Y , 妖怪ウォッチ , 転生・愛され・高等部編   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。