2話 ページ11
キュウビ先輩の言葉を聞いて、敵に蹴られまくる最悪な未来を思い浮かべてしまったマタロウ君
マタロウ「ヒェーッ!!いやだ〜!!」←
恐怖のあまり泣きながら頭を抱えて大絶叫←
そんなマタロウ君の叫び声を耳に、ラント君はスッと目を閉じてこう呟く
ラント「……ここまでのことがあっても、学園長は高等部学園長に対して、なんの抗議もしないとは……」
リュウスケ「あれ?会長は知らないのかい?
高等部学園長は、学園長の奥さんなんだよ」
ラント「……何!?」
メラ「尻に敷かれてまったく頭が上がらないんだとよ」
ラント「………そういうことか……」
キュウビ先輩とメラ先輩の話を聞いて、どうやらラント君は察してしまったようだ
____
NOside
高等部本校舎の学園長室で生花をしているタマヨ
キンヤ「_____タマヨ!」
その背後に、中等部学園長であり、タマヨの夫でもあるキンヤが現れた
タマヨ「……あらあなた、何の御用?」
キンヤ「すぐにやめさせるんだ!!
高等部と中等部が争うなど、断じてあってはならん!!」
タマヨ「……そう言われましても、ここはY学園。生徒たちの自主性を最大限重視しないと
それにこれはあくまでも、スポーツですわよ」
キンヤ「だからこそ、子供達の誤った道を正してやるのが“大人”ではないのか!!」
大人、という単語がキンヤの口から出た途端、タマヨの目つきが鋭くなる
タマヨ「……なんですって?
そうですね。貴方はあの時もご立派であられましたわね!」
キンヤ「なっ……!;」
タマヨに怒りを含んで睨まれ、言葉に詰まってしまったキンヤ
____
過去の出来事_____
キンヤ《こ、これは違うのだ…!;》
タマヨ《なにが違うのでございますか!?》
大王路邸で____タマヨは、何かを隠すように四つん這いになっているキンヤに向かって怒鳴っていた
その床には、あの"ピンクの誘惑"などの大量のムフフ本が散らばっている←
キンヤ《お、大人として若い子の健全な発育とはどのようなものかと、研究しておかねばならんと……!;》
タマヨ《“大人”として?
いい大人が、なに若い子の水着を見て喜んでいるのでございますか!!》
激昂し咆哮を浴びせるタマヨは、あまりの怒りによって背後に業火を燃やしていた
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時