転生愛され少女とワイワイ日記 Part13 【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】[完結]

8話 ページ8

ティーダイン「どぅ………ゔぅぅッ……！！」





そのエネルギーは、ティーダインの体をあっという間に包み込んでしまった____






____






[マタロウの精神世界]




マタロウ「ティーダス、僕は僕なりのヒーローでいたいんだ


僕が信じるヒーローで」



ティーダス「なら、お前が信じるヒーローとは何だ？」



本来の大人の姿のティーダスはマタロウにそう問いかける


マタロウはそれに真剣な表情で答えた





マタロウ「仲間のピンチには必ず駆けつける、それが僕のヒーローだ



……そう、Aさんのような誰かを助けることができるヒーローに………」




マタロウの脳裏には、どんな時でも敵に立ち向かっていくAの姿が写った





マタロウ「……仲間が苦しんでいるところを黙って見ているなんて………






絶対にしないんだ！！」





マタロウが叫んだ瞬間、身体から紫色の光がﾊﾞﾁｨｯ!!と電撃のように放出されて


その勢いでティーダスを吹き飛ばした




マタロウの目の前で仰向けに倒れているティーダスは口を開く







ティーダス「………そうか、ついにそうなったんだなマタロウ」


マタロウ「えっ……？」




ティーダス「君は私の意志の力に打ち勝つ程に成長した


君は"真のヒーロー"になったようだ」



マタロウ「真の…ヒーロー……？」



ティーダスが起き上がり、歩いて近づくと…





ｽｯ…



ティーダスはマタロウの前で跪き、頭を下げてこう言う




ティーダス「あなたのお心に従います…


地球の真のヒーローにして我が主……」



マタロウ「ティーダス……？」




ティーダス「これがタイトロン流の"上位の戦士"への敬意の示し方だ



さぁマタロウ、共に仲間を救おう！！」



マタロウ「うん！！」



前を向くティーダスにマタロウは笑顔で答えた






その瞬間、眩い光が溢れ____






____






アルティメット！





虹色の光が消えると、そこに現れたのは紫色の身体を持つティーダイン



眼を煌かせると、灼熱の太陽を背に新しい名を口にした！










ラストティーダイン「太陽の王者！



"ラストティーダイン"！！」




これが覚醒したマタロウのHERO


"ラストティーダイン"だ！






アースNOA「！！」


『す、凄い力……！』





チアキ「あれが彼なりの覚醒って事かな」


メラ「すごいじゃねぇか！マタロウ！！」




覚醒したヒーロー、ラストティーダインの登場に皆は驚きを隠せなかった

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す