7話 ページ29
メラ「何かねぇのか姫川！
"忘れてた〜"とか"いい事思いついた〜"とか！！」
フブキ「………っ」
メラ先輩が話しかけるが、フブキちゃんは黙ったままだった
チアキ「彼がやるしかないってことなんだね……」
ジンペイ「何だと！？」
その言葉を聞いたジンペイ君は逆上し、チアキ君にｶﾞｯ!!と掴みかかる
ジンペイ「そんな事は！！この俺が絶対に許さん！！！」
チアキ「わ、分かったよ」
『ジンペイ君、落ち着いて！』
私はジンペイ君を止めようと声をかけていると
私達の様子を見て、マタロウ君がたまらず声を上げた
マタロウ「みんな聞いて！！
僕はずっとみんなのお荷物だった……戦いでもいまいち役に立ってなくって
そんな僕が、やっとみんなに力を貸せるヒーローになれた……本当に嬉しかったなぁ……
でもそれは、本当の僕の力じゃない……ティーダスから借りた力なんだ
だけどジンペイ君は……Aさんは違った」
ジンペイ「えっ……」
『わ、私………？』
ジンペイ君と私は、マタロウ君の口から自分の名前が出てきて反応してしまう
マタロウ「変身なんかしなくても凄かった、僕はずっとなりたかったんだ
ジンペイ君の様に勇気があって、何にでも立ち向かえる人に…
そして、Aさんのような優しくて、心の強い人に…
Aさんとジンペイ君は僕がずっと憧れてきた"本物のヒーロー"なんだ。僕なんかと全然違う」
ジンペイ「Aが……俺が…ヒーロー……？」
『…………』
私とジンペイ君はマタロウ君の事をｼﾞｯ…と見つめていた
マタロウ「だから僕は、少しでも二人に近づきたい。僕の勇気で地球を救えるなら、
最後までやりたいんだ！！」
それは、マタロウ君の心からの叫びを聞いて、黙っていたジンペイ君は口を開く
彼の両目には涙が見える
ジンペイ「馬鹿野郎、お前だって………
お前だって！十分に凄ぇじゃねぇか！！」
マタロウ「！…凄くなんかないよ、僕はジンペイ君が……Aさんがいたからここまで来れたんだ
たまたま二人と出会えたから、Aさんとジンペイ君は……
僕の"憧れのヒーロー"なんだ！！」
ジンペイ「マタロウ…………」
『マタロウ君…………！』
私の事をそんなに思ってくれることに感極まり、自分の瞳からは一筋の涙が通った
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広美(プロフ) - 高等部編もファイト! (2022年1月25日 16時) (
レス) @page40 id: 0cc0a994b7 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ついに高等部に…！夢主ちゃんやキャラのこれからが楽しみです！主も学園yめっちゃ好きなので、応援してます！ (2022年1月25日 6時) (レス) @page40 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタースト | 作成日時：2022年1月18日 3時
