6話 ページ28
マタロウ君はどういう事なのか、私達に説明してくれた
マタロウ「ティーダスが教えてくれたんだ
"地球人の持つ力とタイトロン星人の力を融合すれば爆発的なパワーを生み出す事ができる"……って」
フブキ「それってつまり
マタロウ君が変身するラストティーダインならハカイヤーを宇宙へ運べるって事?」
マタロウ「うん」
フブキ「よかった!じゃあ地球は救われるのね!」
ジンペイ「すっげぇ!これで"一長一短"だな!!」←
コマ「それを言うなら"一件落着"でしょう?」
ジンペイ「あー、それそれ!」
コマ「ジンペイ君いつもどおり適当だね……;」
みんなはこれならなんとかなると、安堵していたが
マタロウ「………」
複雑そうなマタロウ君の表情を見て、私はハッとある疑問が頭に浮かんだ
『ハッ…!ちょっと待って!
ハカイヤーを宇宙に運び終わったら、マタロウ君はどうなるの…?
あんな大きな物を宇宙に運んだら君の力が……!;』
私の話を聞いて、少し下を向きながらマタロウ君は疑問に答えた
マタロウ「実は…計算では宇宙に出てマゼラを破壊できる軌道に乗せた時点で
ラストティーダインのエネルギーは尽きるらしい………」
マタロウ君の話を聞いて私達は運び終わったら、どうなってしまうのか察してしまった
『………えっ…』
メラ「おい……ってことは?」
リュウスケ「マタロウ君は、地球には戻れない……」
マタロウ「……」
マタロウ君の硬い表情を見て、覚悟はできていることを分かってしまった
みんなは話を聞き終わり、唖然とする
ジンペイ「えっ……何だよ、それ………?」
ラント「一人の犠牲で地球を救える、そういう事か……」
マタロウ君はこちらを向いて、拳を握りしめて弱々しく笑った
マタロウ「いいんだ、大した犠牲じゃないし……ハハッ……」
絶対に納得できないジンペイ君と私は、マタロウ君に考えを改めてくれるよう必死に声を掛ける
ジンペイ「そんなの駄目だ!マタロウが死ぬなんて絶対駄目だ!!」
『そうだよ!マタロウ君、一緒に他の方法を……!』
私が言い終わる前にマタロウ君が言った言葉は…
マタロウ「他の方法って、何なの……?」
「『……!』」
その言葉で、私とジンペイ君は黙りこんでしまい
みんなも言葉が詰まってしまった
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
広美(プロフ) - 高等部編もファイト! (2022年1月25日 16時) (レス) @page40 id: 0cc0a994b7 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ついに高等部に…!夢主ちゃんやキャラのこれからが楽しみです!主も学園yめっちゃ好きなので、応援してます! (2022年1月25日 6時) (レス) @page40 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月18日 3時