10話 ページ10
エルナ「それじゃ……ハンティングスタート♪」
エルナは目つきを変え、黒い笑みを浮かべていた
____
Aside
夜でありながらも、町はネオンで明るく、街は人々で賑わっている
「エルナ様写真集入ったよ〜!」
「エルナ様せんべいに、エルナ様ふりかけ、いかがですか〜?」
どれもこれもエルナちゃんに関しての商品ばかりで、私達は人混みに紛れて辺りを見回している
ジンペイ「すっごい人気だな」
『そうだね……エルナちゃんの可愛さで本当に世界を取っちゃうかも……』
ラント「だが何か可笑しい」
ジンペイ「え?」
ラント君はジッと横を向いているので、私はそちらに視線を向けると…
「「「「エルナさまぁ………」」」」
そこには虚ろな瞳で、大きな額縁に飾られているエルナちゃんのえを見つめて手を組んでいる人達の姿が
ラント「恐らく、なんらかのマインドコントロールが働いている可能性がある」
ジンペイ「毎度、うどんこねーるっ!?;」←
『マインドコントロールだよ…;』
ジンペイのボケに私が苦笑いで突っ込むと、
ラント君は更に続ける
ラント「それと……見てろ」
ラント君は足元に転がっている石を手に取り、
そして思いきり腕を振り被って、国境の壁目掛けて投つけると…
なんと、宙で石が止まり、音を立てて稲妻を放ったのだ!
石が弾かれ、そのまま地面に落っこちる
ジンペイ「げっ!?なんだ!?;」
『これって……
みんなが外に出られないように、バリアの類の物が張られてるのかも…;』
ラント「ああ、およそまともなやり方ではないな」
ジンペイ「俺たち帰れるのか…?」
?「ソイツは無理な話だな」
『「「!」」』
何者かの声が聞こえて、前に出てきたのは、黒いスーツを身に纏った2匹の犬のエイリアン
イタリアン「我々は、エルナ大統領に従うスペシャルエージェント、"ワン・イン・ブラック"」
アメリカン「よくぞ密入国に成功したな」
『(あれって、N星人の優秀なエージェント達じゃ!?;)』
ワン・イン・ブラックの姿を見て私が考えていると、ラント君は声をかける
ラント「おい、変身だ」
ジンペイ「よし!」
『うん!』
ジンペイ「変身__」
ドォォォオオンッ!!
私達がウォッチを構えた瞬間、急に2匹が銃を撃ち込んできた
『はいっ!?;』
私達は銃撃をなんとか回避し、地面に着地する
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時