7話 ページ7
「あっちの国、楽しそうだな〜」
「いいな〜…」
ジンペイ「んん〜〜〜…!壁で隠されると確かに向こうが気になる…!」
すると、突然地面がぐらぐらと揺れだす
『「「「!?」」」』
そして、国境の壁の一部が鈍い音を立てて動き、開いたのだ!
コマ「壁が開いた!;」
『でも、急になんで……?;』
エルナちゃんは壁の向こう側から姿を現して、みんなに向かって声をかける
エルナ「みんなぁ〜!亡命のチャンスだよぉ〜〜!
キラボシ共和国においで〜ぇ♪」
その途端、みんなは待ってましたと言わんばかりの勢いで、壁の開いた所からキラボシ共和国に目掛けて次々に駆けこんでいく
ラント「おい!皆、早まるな!!」
フブキ「ちょっと!;」
マタロウ「エ〜ルナさ〜〜んっ♡」
『「「「えっ?;」」」』
マタロウ君のデレた声が遠くから聞こえ、私は前方に視線を移すと……
マタロウ「あははははっ!!////」
『ちょ…マタロウ君?!;』
なんと、キラボシ共和国へ駆け出す人々の中に、マタロウ君がさりげなく紛れ込んでいて、そのまま壁の外に入っていったのだ!
エルナ「はぁ〜い!締め切りで〜す!チャンスは一度きりぃ〜♪
…あっ、そうだ!Y学園を日本じゃなくて、
キラボシ共和国の所属にするってのもアリだけど…どうする?」
キンヤ「冗談じゃない!誰が!!」
エルナちゃんの提案を学園長は声を張り上げて拒否した
エルナ「そうですかぁ〜…」
エルナちゃんが残念そうにいうと、再び鈍い音を立てて、壁が動いて閉まり始める
エルナ「ねぇ、良かったら、Aちゃんもキラボシ共和国に入らない?」
『丁重にお断りするよ』
エルナちゃんの提案に対して、私は当然のごとく、片手を前に出して拒否
エルナ「まさかの即答ね……
まぁいいよ♪力づくでコッチに来てもらうからね♪」
『フーン、じゃあやってみなよ』
エルナ「へぇ〜、じゃあ遠慮なくそうするね♪」
エルナちゃんは黒い笑みを向けて私にそう言うと…
エルナ「じゃ、沈みゆく日本で頑張ってくださ〜いっ♪」
壁は完全に閉じてしまい、エルナちゃんは壁の向こう側に消えていった
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時