13話 ページ44
プー「トサンもアキコもハスキアンもだらしない……
それに引き換え____」
プーはちらりと右に視線を移すと……
バイパー「ぐぁっ……!!」
そこにいたのは、ドルルーによる強力な技で倒されるバイパー
すぐ近くには、ダメージを受けているディープシャドウも伏せて倒れている
プー「流石ですねぇドルルー!
おや?」
スネーカー「ハァ…ハァ……」
プーの視線には、息切れこそ激しいが、何とか立っているスカイスネーカーが
プー「まだ立ち上がれる力が残っているとは、素晴らしい耐久力です!
今のキミなら、あの時より良い"実験材料"になってくれそうですね……♪」ニャリ
スネーカー「!!」
プーの"いい実験材料"という発言に反応するスカイスネーカー
プー「さっきは惚けてすみません
ホントはよぉく覚えていますよ……キミのこと…♪」ニィッ
スネーカー「やっぱそうだったっしょ……
あの日、攫われた宇宙船の中で……!」
バンド仲間と共に連れ去られた悪夢のようなあの日
研究所にあった5つのポッドの中に、確かにイヌー特命隊の姿があった
プー「あの日は、地球の動物と人間の遺伝子を掛け合わせた際、突然変異により生み出される"強力戦闘遺伝子"を、
私たちの身体に組み込む実験をしていたんですよぉ」
スネーカー「ッッ……!!」ギリッ
"外道"、プーの本性を表す言葉はこれが合っているだろう
その場にワイバーン・ゼロと、ジンペイ、マタロウ、エマが戻ってきた
プー「ヘビくんの力は頂けませんでしたが、他の子供達は随分役に立ってもらいました…!
ありがとうございます!」
ギターの弦にスカイスネーカーの爪が引っ掛かり、ギィィィィッ……と軋んだような音が立つ
スネーカー「…おまえ……お前らが………
お前らがぁぁぁぁっ!!!」
溢れ出す怒りのままに悲痛な叫びを出すスカイスネーカー
プー「ドルルー!」
ドルルー「ワン!」
プーはドルルーに命令すると、ドルルーの口の中から紫の光線が放れた!
マタロウ「あぁっ!;」
ジンペイ「なっ!;」
『ヤバいね……』
その光はそのまま、スカイスネーカーを包み込んだ
____
[???]
チアキ「_____っ!」
気が付いたら、チアキはどこかのストリートの真ん中に突っ立っていた
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時