6話 ページ37
『どうやら、この子はアースから離れたくないらしいよ』
エルゼ「むぅ〜、Aちゃんのケチー!
じゃぁ、猫ちゃんの首ごともらっちゃうもん♪」
ウォーカー「へぇ〜、じゃあやってみな」
こうして、私達の闘いの幕が開いたのだ…!
____
[ワイバーン・ゼロの中]
『はっ!』
ここはワイバーン・ゼロの中で、目の前の巨大なモニターにはエルゼメキアちゃんと戦っている映像が
『じゃあ、これならどうっ!』
私の姿は首から下は黒タイツで、
ここから自分の体を動かし、ワイバーン・ゼロをコントロールしている
すると、右上から別のモニターが現れる
そこには、首から下はミケッティオの体をしたジンペイ君とエマちゃんが映っていた
これを見て、エマちゃんはアースウォーカーの中に入っていたことを理解する
『え……エマちゃん?!?;』
エマ「あ!Aさん!」
ジンペイ「ん?A?
……えっ??…エマ!?なんでここにいるんだよ!?;」
エマちゃんにジンペイ君は、目を丸くしてビックリした表情を向けた
エマ「このメダルをジンペイさんに渡そうとしたら、転んでぶつかっちゃって……」
エマが宮沢さんのメダルを見せ説明すると、ジンペイ君と私は再び驚く
『えぇ〜っ!?;』
ジンペイ「もしかして一緒にアースウォーカーの中に入っちゃったのか!?;」
その時、エルゼメキアちゃんがモニター越しから攻撃してくるのが見えた
エルゼ《え〜〜いっ!》
『あ、戦闘中のことを忘れてた!;』
ジンペイ「しまった!;」
エマちゃんのことに気をとられ過ぎて、隙が出来てしまったようだ
ガンッ!!と鈍い音が響き、私達のスクリーンが揺れる
エマ「きゃぁぁっ!怖い!!」
ジンペイ「ぐぉっ!?;」
その揺れに驚いたエマちゃんが、ジンペイ君の体に思いっきり抱き着いた!
『そ、そんなことしたら……!;』
____
エルゼ「……なに?」
『あ…アース……?;』
半目で引いた顔をしている私の視線には…
ウォーカー「…かッ…身体が……!!
上手く動かねェェ……!!;」
アースウォーカーは壊れかけのロボのようにガクガクとし、
体を仰け反らせたり、逆に上半身を前に倒したりと、かなり人間離れした動きを取っていた
どうやら、中でエマちゃんが抱きついたことが原因らしい
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時