13話 ページ30
シノブ「ここは、僕に任せてください」
そう答えると、シノブ先輩はロボマシンの左側面の手を鋭利なドリルへと変え、戦闘態勢を取った
『うっ…!止めてください!シノブ先輩!!』
シノブ「!!…………;」
私の声に一瞬、止まったシノブ先輩
だが、すぐさまドリルで攻撃してきた!
ドカッ!!
『「「うわっ!;」」』
何とか振り下ろされたドリルを回避し、ドリルは壁に当たり壁に穴を開ける
しかし、避けた隙を突いてシノブ先輩が私を捕えてしまう!
『しまっ…うわぁぁあっ!!;』
ジンペイ「A!!!」
すると、シノブ先輩は私を近づけさせ、こそっと耳打ちした
シノブ「…今開いた、穴を通って逃げてください……」
『…えっ…それって……?;』
シノブ「……早く」
言い終わったあと、シノブ先輩は私を床に投げつける
『いてっ!;』
ジンペイ「A!」
シノブ「これで、終わりだ!」
シノブ先輩は大きくドリルを振り上げ、私に再びぶつけるために構える
いや、"構えてるふりをしている"と言った方が良いだろう
私は後ろにある、さっき開いた巨大な穴を見やる
『みんな!こっちに逃げよう!!』
私はジンペイ君達を穴の方へ行くように誘導し、みんなでそこに走り出す
穴の外では、ロボマシンの攻撃が壁に衝突した音が響いた
シノブ「待て!」
エルゼ「もう!なにやってんのよ〜〜」
シノブ「…すいません……」
エルゼ「ホンットにも〜〜〜」
マゼラ《随分と手こずっているようであるな……》
エルゼ「っ!マゼラ様……」
____
ジンペイ「A、助かったぜ!」
エマ「Aさんが、逃げ道を確保してなかったら、私達……;」
逃げてる道中、ジンペイ君とエマちゃんがお礼を口にした時、私は小声でこう言う
『シノブ先輩のおかげです……』ボソッ
そのまま、私達は風紀タワーの廊下を駆け抜けた
____
ミッションをクリアし、あれからかなり走って、風紀タワーの外に出ることができた私達
そこにある目の前の光景を見た途端、私達は喜びの表情を浮かべた
『「「「あぁっ!」」」』
なんとそこには、私達を前に行かせるために守ってくれた
メラ先輩、キュウビ先輩、チアキ君、ノズチカ先輩の姿があった
メラ「よっ、兄貴!A!」
ノズチカ「フッ」
コマ「みんな無事だったんだ!」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時