6話 ページ23
ポチッ
ジンペイ「ババ抜きなら得意だぜ!」←
そして懐からトランプを取り出して自慢げに言った
マタロウ「それ"トラップ"じゃなくて"トランプ"ね?;」
《侵入者発見、直ちに爆破します》
何故か機械質なアナウンスの声が、私達の耳に入っていった
マタロウ「爆破……?;」
『あ、さっきジンペイ君の方から何かの音が……』
私達はジンペイ君の足元を見てみると……
マタロウ「明らかに怪しいスイッチ踏んでるぅぅーっ!!;」
『えぇぇえー!!;』
ジンペイ君の足元には、思いっきり踏まれたスイッチがあったのだ←
すると、近くの鉄のシャッターが開き、中から爆弾装置が現れる
カウントダウンを見ると、右端からピッピッとどんどん数字が変わっていく
マタロウ「爆弾!?;」
『フブキちゃん!解体して!?;』
フブキ「いきなりは無理よ!!;」
すると、チアキ君が、その爆弾装置をスッと手に取った
マタロウ・フブキ「「えっ?;」」
『チアキ君?!;』
チアキ「ノーズにばっか良い恰好はさせられないっしょ」
ジンペイ「どうする気だよ!?」
チアキ「…お前らと会ってから、毎日なかなか楽しかったしょ
あと、これが終わったら一緒にまたセッションしようよA」
マタロウ「その死亡フラグ立つようなこと言わないでください!;」
『あと、私にまで死亡フラグを立てないでくれない?!;』
マタロウ君と私の二人でチアキ君をツッコむ
チアキ「フッ、ミッションの成功…
祈ってるっしょっ!!」
そう言って、チアキ君は爆弾装置を抱きかかえたまま手すりを飛び越え、宙に身を投げ出した
ジンペイ「チアキ先輩!!」
ドガァアアアアアンッッ!!
チアキ君が飛び込んだ所では、下で大きな爆発が起こる
マタロウ「…ち、チアキ先輩なら身体柔らかいし、きっと大丈夫だよ……;」
不安を拭うためか、マタロウ君が変な汗を搔いてジンペイ君に言った
ジンペイ「だよな」
マタロウ「…よし、誰もいない」
マタロウ君は突き当りの曲がり角から顔を覗かして、安全かを確かめ先に進んで行く
フブキ「ちょっと待って!」
マタロウ「えっ?」
フブキ「この通路、なにかありそう…」
フブキちゃんは懐から、映画でよく見る形のサングラスのような物を取り出し、目に掛けた
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時