ミッションインポッシブル!風紀タワーを攻略せよ! 1話 ページ18
[学園長室]
キンヤ「うぉおおお〜〜っ!!!
エマ〜〜っ!私の可愛いエマはどこにぃっ〜〜!!」
学園長室から、学園長の超ド級の叫び声が響きわたる
実は、自分の娘、エマの行方が分からなくなっていたのだ
学園長が頭を抱えて叫んでいると、学園長室の扉がコンコンとノックされる
キンヤ「ハッ!エマか!?」
そして扉が開いた瞬間に、学園長は訪問者の姿を見ずに思いきり抱きしめた
キンヤ「エマ〰!心配したぞエマァ〜〜っ!」
ラント「…霧隠です」
学園長がめいっぱい抱き締めたのは、エマではなく生徒会長のラントでした←
キンヤ「……ん?どぁあああっ?!;」
それに気づいた学園長は、大急ぎでラントから離れる
キンヤ「あぁ、すまない……;」
ラント「生徒会を総動員して、エマさんを捜したところ……
"風紀タワーに連れていかれた"という目撃情報を得ました」
キンヤ「風紀タワー!?まさか…!」
ラント「はい、おそらく天見エルナの指示かと」
ラントは深刻な顔つきで学園長に向かって頷く
キンヤ「またか……!頼む!どんな手を使っても構わん!エマを取り戻してくれ!」
ラント「お気持ちは分かりますが、エマさんが人質に取られている以上、手荒な真似は出来ません」
ラントは歩きながら、今の現状について喋り続ける
ラント「更に、タワー最上階の風紀委員室に
"エルナチャーミングマシーン"という装置が設置されている事が分かりました」
キンヤ「エルナチャーミングマシーン!?」
ラント「天見エルナの、その装置から発せられるチャーミング電波によって、
風紀タワー内の一般生徒を操り、彼らにタワーの警備をさせています
彼らを傷付ける訳にはいきません」
ラントは学園長を振り返り、そう言い張った
キンヤ「では一体、どうすれば…!」
ラント「今回もミッションをクリアする為…
" 特別チーム"を編成します!」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時