11話 ページ11
ジンペイ「おい!変身は待つのがお約束だろ!;」
アメリカン「この国にそんなルールはない」
どうやら、この状況では変身をするのは難しそうだ
『こうなったら…!
逃げるんだよォォォーーーーーッ!』←
私達は仕方なく戦略的撤退をする羽目になった
____
私達はひたすら走り、WIBを撒こうとするが、なかなか距離を縮めることが出来ない
『……あれ?』
気がつくと、もう1匹の姿が見当たらなかった
なんで?と思っていたのも束の間、私達の間の前にシュタッとアメリカンが着地してきたのだ!
ラント「?!;」
イタリアン「終わりだな」
前方と後方にはWIBが立ち塞がっている
まさに挟み撃ちにされた私達を、2匹は躊躇なく銃を構えた
ガチャッ
その時、すぐ近くの鉄の扉が、音を立てて開く
?「こっちだ!」
そう言って手招きしてきたのは、丸眼鏡を掛けた白髭のおじいさん
2匹の銃からビームが発射されると同時に、私達はその扉に転がり込んだ
そして、扉の外から、ドォォォォォンッ!!という爆音が響く
イタリアン「危ねえじゃねぇか!」
アメリカン「そっちこそ!…チッ…クソッ…!
どうやら、国民の中にスパイがいるみたいだ……」
____
おじいさんのお陰でなんとか危機を脱することができた私達
ジンペイ「あのっ…助かりました…!」
すると、おじいさんは帽子とひげを取り始めた
『あ…!マタロウ君!!』
____
NOside
その頃、エルナはスマホを耳に押し当て、ワン・イン・ブラックに電話をする
エルナ「もしもーし?ワンちゃんたちぃ〰?
あと10分で捕まえて、Aちゃんを連れてこないと、あなた達を骨にしちゃうからねぇ〜?」
そう伝えていたエルナには黒い笑みが浮かんでいた
____
ジンペイ「さっすがマタロウ!エルナのファンのフリして潜入してたんだな!」
『まさか、そこまで考えていたんだ!凄いや!!』
マタロウ「ま、まあね!////
(あまり深く考えていなかった事は秘密にしないと……;)」」
マタロウ君は私達に背を向けて、乾いた笑みを零した
ラント「それで、どうなんだ?この国の状況は」
ラント君の質問に、マタロウ君は神妙な顔つきへと変えて、こう答える
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年12月8日 3時