Only Love

＊ ページ6

紫「…なんでお前らがいんの？」

廉「Aちゃんに呼ばれてん。な？」

海「うん！」

「みんないる方が楽しいでしょ？」

紫「…」

「ほら、食べよ？」

紫「…うん」

「紫耀ー？なに怒ってんの？」

紫「怒ってねーし」

廉「紫耀、もしかしてAちゃんと2人がえかったんちゃう？笑」

海「え？！2人そーゆー感じなの？！」

紫「んなわけねーだろ」

「んなわけない。笑」

紫「さっさと食って帰るぞ」

海「えー？ゆっくりしてこーよー」

「紫耀明日も朝から撮影なんだよー」

海「そうなんだ。じゃあ、さっさと食べよう！」

「ふふ、素直でよろしいー笑」




結局、若干不機嫌そうではあったものの
みんなで楽しく鍋を囲って
22時には解散した。


ちゃちゃっと片付けて
お風呂に入って
ビールを片手にスマホを覗くと
LINEの通知が
…8件。

なに。
だれ。



廉今日は誘ってくれてありがとなー!ごちそーさん!

海ちゃん今日はありがとね!今度はみんなでエクストリームジジ抜きしようね!




エクストリームジジ抜きって、なに？笑


そして残りの6件は
…全部、紫耀。笑



紫耀今みんな送ったんだけど、Aんち戻っていい?

紫耀おい、寝てんの?

紫耀忘れ物した

紫耀なーなー

紫耀起きろよ

紫耀着いた




は？




Aどこに

紫耀玄関の前。開けて





え…



急いで玄関を開けると
紫耀が不機嫌そうに立っていた




「もー。変装くらいしなよ」

紫「上がっていい？」

「見られたら困るし、早く上がって？」

紫「…お邪魔します」




そう言ってドアの中には入ったものの
玄関より中に入ろうとしない。



「どしたの？忘れ物でしょ？入って探しなよ」

紫「…ちょっとは警戒しろよ」

「なにが？」

紫「こんな夜中で、しかも風呂上がりだろ」

「うん、そうだけど」

紫「俺だって、男だし」

「………なーに言ってんの笑」

紫「襲われたらどーすんだよ」

「ふふ、紫耀はそんなことしないって分かってるもんね」

紫「そんなの、わかんねーだろ…」

「え？」



振り返ると同時に、視界が真っ暗になる。



…なに？

紫耀に、抱きしめられてるの…？





「…どうした？何かあったの？」

紫「ごめん…ちょっとだけ、こうさせて…」



そう言って、強く抱きしめられる。




私はそっと、紫耀の背中に手を回した…

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