Only Love

＊ ページ4

海「ねー俺ボッサボサは嫌だよ？てゆーかなに？今俺の髪ボッサボサなの？」

「ボサボサじゃないし、ちゃんと直すから安心して？笑」

海「あーよかったー！」




もう2人ともやりとりが小学生みたいで
見てて微笑ましい。

Jrの子はほんとにみんないい子で
テレビで見るのとほんとに変わらない。


みんなキラキラしてて、無邪気でかわいい。




「平野君も、少し直そうか？」

紫「や、俺はいい」

「そう？じゃまた気になるようなら言ってね」

紫「…うん」

「ねぇ、平野君？」

紫「はい」

「もしかして、女嫌いなの？」

紫「…え？」

「さっきからメンバーとも男性スタッフともすごく楽しそうなのに、女性スタッフとは最低限しか喋ってないよね？私とも」




廉「そーなんよ、紫耀は大の女嫌いやねん」

海「ファンの子は平気なんだよね？身近な女の人がダメなの」

「なにそれ笑」

廉「前は愛想良くて、誰とでも仲良くしててん。みんなええスタッフばっかやなーって話しとって。でもな、実は下心あるやつが結構おって。そっから女の人にだけめちゃ無愛想やねん」

「なんだー。そーゆーことねー」

海「連絡しつこく聞かれたり、誰とも付き合ってないのに影で勝手に取り合いされたり、結構ひどかったよね？」

廉「待ち伏せとかもあったしな」




…それはひどい。
10代で大人の人からそんな目にあったら
そりゃ警戒するよ



海「まぁ、紫耀はかっこいいからねー。男から見ても、ほんとかっこいいもん」

「ふーん、そっか」

廉「…小松さんは、あんま興味なさそうやんな？」

「みんなAちゃんとか呼んでくるから、下の名前でいいよ笑 興味ないってゆーか、どう考えても対象年齢じゃなくない？」

海「そうなのー？え、じゃあAちゃんはさ、何歳から何歳が対象？」

「んー下は2.3個かなぁ？上は…10個とか？あんま気にしないけど、でも10代とかはほんとに考えたこともないや。そりゃかっこいいなーとかかわいいなーとかは思うよ？でもこんな仕事してたらそんなの正直山ほどいるし、見慣れちゃう」

廉「…それはそれで、なんかショックな気もするやんな？」

海「うん、そうだね。笑」

「とりあえず、そんな心配絶対ないから、安心してね？平野君」

紫「…」






それでも最初は警戒心むき出しで
どうなることかと思ったけど

何度か仕事をしていくうちに
少しずつ心を開いてくれるようになっていった

＊→←＊〜5年前〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す