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それから紫耀とは
付き合ってるわけでも
何かを約束したわけでもないけど
自然と一緒に過ごす時間が増えて
家にもよく遊びに来るようになった
約束通り
エッチなことはしてこない。笑
たまに優しく触れる程度の
キスをするだけ
付き合いたての学生のような関係も
半年を過ぎた頃…
ある日家に帰ると
玄関前に、裕也がいた…
「…なに?」
裕「冷たいなぁ笑 ちょっと、話したいことあってさ…」
「ごめん、今度にして。今日体調悪くて…」
裕「すぐ終わるから、とりあえず家入れてよ」
…家になんて、入れたくないけど…
でも、玄関先で揉めるわけにもいかないし…
すぐ帰ると約束して
家の中に入れた
「なに?話って」
裕「いきなりだな笑」
「ごめん、ほんとに体調良くないの。手短にお願い」
裕「俺たち、やり直せない?」
「…は?」
裕「同窓会の日のこと、俺は半端な気持ちじゃなかったんだ。なんとなく避けられてたから言えずにきたけど、俺は、Aとやり直したいと思ってる」
「ごめん…それはない」
裕「…即答しないで、ちょっとくらい考えてみてよ?」
「考えても同じ。裕也とはやり直せない」
そう伝えたタイミングで
紫耀からのLINE
紫耀Aー今から家行くー。なんかいるものある?今日は超癒して欲しい〜めっちゃ疲れたー
ふふ、かわいい。笑
A何もいらないよ。待ってるね
そう返事をすると
裕「…彼氏、いんの?」
なんて聞かれちゃって
私…ニヤけてたのかな…
「彼氏じゃない」
裕「だよな、同窓会のときもいないって言ってたもんな」
「だけど、あの時とは状況が変わったの。とにかくやり直すとか絶対ないから、今すぐ帰って」
そう言って立ち上がった瞬間
目の前が真っ暗になって
その場に倒れてしまった…
…
目が覚めると
私は病院のベッドの上で…
隣には
裕也が座っていた
「…裕…也……」
裕「あ、目覚めた?よかったーもうびっくりしたよ、ほんとに」
「私…」
裕「貧血だってさ」
「…そっか」
裕「あと、さ。1個聞きたいんだけど…」
「…なに」
裕「最近…ここ半年くらいでさ、俺以外と…ヤッた?」
「…なんでそんなこと聞くの?関係ないじゃん…」
裕「関係あるから。ちゃんと答えて」
「…してない」
裕「なら、よかった…」
「なにが?」
「A…妊娠してるって。7ヶ月」
…頭が、真っ白になった
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nrok(プロフ) - はるまきさん» 亀更新で申し訳ないです(;_;)がんばります!! (2020年4月24日 16時) (レス) id: 48d17deed5 (このIDを非表示/違反報告)
nrok(プロフ) - こぐまさん» ありがとうございます!このご時世で家がバタバタしていて、更新遅くて申し訳ないです(;_;)少しずつですが、頑張ります! (2020年4月24日 16時) (レス) id: 48d17deed5 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - 更新楽しみに待ってました♪♪今後の展開が気になりすぎて、ほんと待ち遠しいです(ノωノ)更新頑張って下さい☆ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 36147b940e (このIDを非表示/違反報告)
こぐま(プロフ) - 過去作大好きで読み返してて、新作出てるの知って読みにきました!!更新頑張ってください! (2020年4月14日 21時) (レス) id: 0a8e78817c (このIDを非表示/違反報告)
nrok(プロフ) - はるまきさん» 最近止まってしまってて申し訳ないです(><)コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年4月13日 20時) (レス) id: 48d17deed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nrok | 作成日時:2020年3月29日 1時