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起き上がったかと思えば突然、

小さな体が俺にしがみついた。




「やだ...っ、ひとりに、しないで....っ」


「....しないよ、だいじょーぶ。

 ここにいるから、ね?」




必死に息継ぎをする背中をさすって

安心させるように声をかける。



なんかこんなこと前にもあったなぁって。

記憶を辿って、思い出す。





....あぁ、うん。なんと無くわかったかも。





「ん....怖かったね、ごめんごめん」



1人でも飄々として、なんてことない素振りで

歌って踊っている彼女ばかり見ていると

時々忘れてしまいそうになる。



この子が1人で背負ってるものの

重さとか、苦しさとか。



俺らも結構大人になったんだなぁって

思ってたのよ、勝手にさ。



あの日 非常階段で俺が抱きしめたAも、

今 ここで必死になって

俺にしがみついているAも、

同じたった1人の彼女なのに。




「ふ、か...」




涙にくっつく綺麗な髪を梳いて、そっと耳にかけた。




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(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月22日 15時

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