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やっぱりAの言う通り壊れてるかも。
心も、メンバーとの関係も。
突然ズシンと、心の奥底に鉛が沈んで
酸素がうまく回らなくなる。
電話越し、「でもね」と告げる彼女の声が
優しく微笑んでいるのがわかった。
「壊れたら、直せばいいの」
「A......」
「あべちゃんの壊れたとこは、
私がちゃんと直すから。」
「......うん、」
だから今は、それぞれの場所で、
できることをしようって。
約束の後、突然受話器の向こうでピーっと機械音。
「.....ごめんあべちゃん、洗濯おわった」
「えぇ?!ちょっと、
今めっちゃ感動的なシーンじゃん!」
「ごめんって!レッスン着回してたの!!」
電話越しでもよくわかる、
バタバタ慌ただしい彼女の仕草に
あぁ、早く合格して、
Aに会いたいなあって思わされる。
部屋の窓、差してくる西日が暖かくて
頬を流れた冷たい雫なんて気にもならなかった。
....今日は洗濯日和だよ、きっと、すぐに乾くから。
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透(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:透 | 作成日時:2021年10月22日 15時