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［ラウールside］
朝から隣で運転するAちゃんの横顔ばかり見つめて
周りの景色なんて一つも見てなかった。
だから帰り道の暗がりで初めて窓の外を見たときは
こんなに景色って早く動いたっけ、と
前を走る車の真っ赤なテールランプの灯りを
ぼんやり眺めていた。
「ラウ、寝てもいいよ？」
「ううん、眠くない」
曲でも流そうかと俺たちのCDを
持ってきてくれたAちゃんには申し訳ないけど、
やっぱり2人だけの空間を覚えておきたくて
ラジオが良いとわがままを言ったカーステレオからは
聞いたことないアーティストの曲が流れてる。
「このままどっか連れてって欲しいな」
「ふふ、いいよ。どこにする？」
冗談っぽく笑ってるけど、俺は結構本気だよ？
誰にも見つからないところで、
Aちゃんを独り占めするの。
.......ダメかな、きっとダメって言うだろうなあ。
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透(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (
レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2021年10月22日 15時
