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知ってた？って得意げに笑う彼女が
俺の頬をつん、と突いてから
そのまま両頬に手を添えて、真っ直ぐな瞳で言い放った。
「私には私がいるから平気だよ」
危うげで、今にも折れてしまいそうで、
それでも必死に自分の足で立って
隣を並んで歩いていた女の子が、
いつの間にかこんなに美しい人になっていたことを
俺はすっかり忘れていた。
「...あ、でも」
「うん？」
「一人は寂しいから、ずっと隣にはいてほしいかな」
一人でいるのが好きなくせに、
寂しいなんて言い出すから。
込み上げてきた愛しさが胸を塞いて
言葉にする以外方法がなかった。
「ねぇ、Aが寂しいんだってー！」
「うわ、なんでおっきい声で言うの」
「寂しいならメンバー呼べばいいじゃん」
「そういうことじゃない！」
深「だぁれが寂しいだってぇ？俺がハグしちゃうぞぉ」
「ねぇやだ、言ってない」
岩「いま自分で言ったじゃん、嘘つくなよ」
向「ほんまにAは俺らのこと好きやなぁ？」
俺の声に振りを覚えていたメンバーが
ニヤニヤしながら集まってくる。
こういうの、なんて言うのかな。あぁそうだ。
可哀想、じゃなくて
ただ、可愛そう、と思ったんだ。
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透(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます^^この作品で体調不良も吹っ飛ばせるように頑張りますので、お身体大事にしましょう◎ (2021年12月20日 15時) (
レス) id: f1bc6ae231 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月16日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 | 作成日時：2021年10月22日 15時
