【ブルーロック】凪くんはハニートラップがおじょうず。【凪誠士郎】

元因縁のライバル? ページ8

「…?」

凪くん……?寝ちゃってるのかな……?

コクン、コクンと舟を漕いでいる凪くん。
ゲームやりながら寝ちゃったみたい。

乾かし終わったんだけどなぁ……

でも起こさないと御影くんに怒られる……

でも凪くんの寝顔って可愛いから見てて楽しいし、何よりなんか睡眠こそが至福ですって感じだから起こしにくいんだよなぁ……。

「凪くん、髪乾かし終わったよ、起きて。」

ゆさゆさしても中々起きてくれない……

ちょっと待ってみようか……

あ、凪くんがやってるこのゲーム、前やってたヤツだ。
もうアンインストールしちゃったけど、以前と変わらずサービス続いてたんだ……懐かしい。

ちょっと借りてもいいよね…?

スマホを手に取り、久しぶりに大好きだったゲームをやる。

あ、このステージやったことない。新しく実装されてるんだ…アイテムとかキャラも見たことないのがいっぱい増えてて、あの頃と変わらず人気で、沢山の人に愛されていることが分かる。

このゲームってやってると凄くワクワクするんだよね……。

またやろうかな……

「……センパイもそのゲーム好きなの?」

「!おはよう凪くん!」

急に肩に頭を置いて話しかけられ、驚く。

「ごめんね勝手に。私もこのゲーム前やってたから懐かしくて。」

「ふ〜ん……全然腕が衰えてないどころか上手いね。ランキング上位者?」

「あ〜。上位だったよ。個人戦で1位は10回以上は取ってたし……団体戦とかでも強かったよ。基本ランキングは10位以内には入ってたかも。」

「ユーザー名は?」

「Honeyだったよ。」

「Honey…?何回か対戦してボコられた覚えがあるけどセンパイだったんだ……1回も勝てたことない……」

「嘘!?対戦したことあった!?」

Aは凪のゲームのプレイヤーのページを開いてみた。

「Nagi……あっ、あー!過去に容赦なくやっちゃった覚えがあるわ……!このプレイヤー、凪くんだったのね。ごめんね、大人げないことして。」

「別に……それにHoneyとやってた時が一番やりがいあって楽しかったし…」

「それは良かった!」

「センパイ、またこれ……やらない?最近新規ユーザーばっかと対戦してるからつまんない……」

「いいよ!」

「じゃあインストール出来たらフレンド登録してくれない……?このゲームフレンド登録するの結構面倒だからセンパイ任せていーい…?」

「はいはい。任せて。」

まさか凪くんが私のライバルだったなんて、驚いたわ。

可愛いからこそ甘やかしちゃうんです。→←皆様へ感謝とお願い!*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す