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凪の手放せないモノ。 ページ30

ブルーロックに入る前にスマホを預けなければならないのだが……

「放してくれる……?」

帝襟アンリが凪からスマホを受け取ろうとした際、ギュッとスマホを握りしめ、なかなか放さなかった。

「凪ー、諦めろ。」

玲王にそう言われて、結局凪は諦めてスマホを手渡した。

「羽生Aさん、マネージャーの子はあちらに。」

「あっ、はい!」

帝襟さんが指示した場所には、もう既に集まっているマネージャーの女の子たち。

「凪くん、御影くん、私は向こうだから、二人とも頑張ってね!」

「……」

「はい。先輩も頑張ってください。」

「うん!」

Aが歩いていこうとした時だった。

「!?」

Aの足は止まった。

「……」

「オイ凪!先輩はあっちなんだって!」

「イヤ。スマホとセンパイ無しはムリ。」

グギギギ……と力を込めてAを後ろから抱きしめ離さない凪。

「イヤ無理っつったってその要求は流石に通せねぇよ!それに先輩の体から鳴っちゃいけねぇ音鳴ってるから!取り敢えず離せ!な!?」

「……」

玲王の必死な説得に凪は漸くAを離した。

「大丈夫でした?先輩……」

「だ、大丈夫……」

体痛いけど何とか……

「凪くん、落ち着いて。また会えるから。ね?凪くんはチームVの選手で、私はチームVのマネージャーだから。安心して先進んでね。凪くんなら、大丈夫でしょ?凪くん自身の実力だけじゃなくて、御影くんもいるからね。」

「……じゃあ後でいっぱい甘やかしてね、センパイ。」

「うん!もっちろん!」

「甘やかすにしても適度にしてくださいよ、先輩。」

「ど、努力はするよ!」

「凪も、先輩困らすなよ。」

「ムリ。」

「ったく……では先輩、また後で。」

「うん、いってらっしゃい。」

***
「凪、先輩もいんだから、それなりに頑張れよ?」

「えー……センパイがその場にいないんだったらムリ〜……」

「お前なぁ……はぁ、先輩が居ないときは俺が何とかするしかねぇか。」

【作者より皆様へお知らせです。】→←新作!【サッカーと恋を教えてくれた男の子。】



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設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
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桜花(プロフ) - 使い古した絡繰り人形さん» コメントありがとうございます!!黒名くんと凪くん両方の作品読んでくださりありがとうございます!!こっちの作品はちょっと更新遅れてるのでなるだけ早く更新できるよう頑張ります!!応援本当にありがとうございます! (8月14日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。「黒名くんにきゅんな毎日。」から来ました!面白すぎてつい一気読みしてしまいました。神ですか?いや、神ですね!?更新待ってます! (8月14日 10時) (レス) id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ねう。さん» コメントありがとうございます!これからもハイクオリティ目指して頑張ります♡ (2023年1月14日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - 最推し…良い。。もう涙が止まらなかった。。かっこよすぎます好きですこの作品素敵すぎます(泣) 更新楽しみにしてます! (2023年1月13日 20時) (レス) @page23 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - Z𝐙zさん» コメントありがとうございます!!タイトルはめちゃくちゃ気合い入れて考えたので嬉しいです!!これからも頑張ります! (2023年1月1日 23時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2022年12月4日 10時

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