検索窓
今日:65 hit、昨日:90 hit、合計:158,037 hit

凪と羽生先輩。 ページ28

凪くんがわざわざ場所を移すなんて、ちょっと意外。
まあいくら面倒くさがりだったとしても聞かれたくない話があれば場所くらい変えるか。

ある程度進んだところでふと凪くんが足を止めた。

「……センパイ、俺さ、一生楽して生きていきたいんだよね。」

「うん、知ってる。だって白宝高校に入ったのもそれが理由なんでしょ?」

って言ってこんな超進学校の白宝高校に入れちゃうのはおかしいんだよ、凪くん。

「そ。それでさ、俺思ったんだよね。この人に一生甘えて生きていけたら最高だよなって。」

「私?」

「うん。センパイがいい。センパイは可愛いものに弱いから、目を離したらどっか違う男の所に行っちゃいそうだって思った。だったら早く俺の完全な虜になっちゃえばいいじゃん。センパイはこの先、どんな可愛い男がいたとしても俺だけを可愛がって。センパイは俺と付き合って。」

「!」

「センパイが好きだから。俺とずっと一緒にいて。」

な、凪くんが積極的だ……!

「ね、良いでしょ?」

「凪くん、私が凪くんのその甘えたなところに弱いって、一番知ってるでしょ。……正直、凪くんにそう言われたの、驚いたけど素直に嬉しいよ。私の方からもよろしくね、凪くん。」

そう言えば、凪くんは少し嬉しそうな顔をしたと思ったら手を首の上に置いて、目を伏せて……。

「俺ばっかセンパイに好き好き言って恥ずい。センパイも俺に好きって言って。」

「ふはっ、珍しく饒舌だなって思ってたら恥ずかしかったんだ。凪くんかわいいね。……大好き。」

Aは凪に耳打ちするように、想いを伝えた。

「センパイって急にズルくなるよね。センパイ、ちゃんと言質は取ったからね。センパイはずっと俺を好きでいればいいの。」

「凪くんはワガママさんだね。」

「センパイ限定だし。」

その後、御影くんたち白宝高校サッカー部の皆が会話を聞いていたようで、祝福された。

ただ凪くんは「うわ聞いてたの……だる。恥ずい。」って言ってたけど、少しだけその顔が綻んでたようにみえて、可愛かった。

新作!【サッカーと恋を教えてくれた男の子。】→←凪くんとカニと羽生先輩。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (312 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
879人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

桜花(プロフ) - 使い古した絡繰り人形さん» コメントありがとうございます!!黒名くんと凪くん両方の作品読んでくださりありがとうございます!!こっちの作品はちょっと更新遅れてるのでなるだけ早く更新できるよう頑張ります!!応援本当にありがとうございます! (8月14日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
使い古した絡繰り人形 - コメント失礼します。「黒名くんにきゅんな毎日。」から来ました!面白すぎてつい一気読みしてしまいました。神ですか?いや、神ですね!?更新待ってます! (8月14日 10時) (レス) id: 28472857ff (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ねう。さん» コメントありがとうございます!これからもハイクオリティ目指して頑張ります♡ (2023年1月14日 12時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - 最推し…良い。。もう涙が止まらなかった。。かっこよすぎます好きですこの作品素敵すぎます(泣) 更新楽しみにしてます! (2023年1月13日 20時) (レス) @page23 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - Z𝐙zさん» コメントありがとうございます!!タイトルはめちゃくちゃ気合い入れて考えたので嬉しいです!!これからも頑張ります! (2023年1月1日 23時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜花 | 作成日時:2022年12月4日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。