【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

鈴木嬢と絵心甚八。 ページ41

「やあやあ才能の原石共よ。あまり彼女を邪険に扱わないで欲しいね。」

「絵心……!!」

絵心がモニターに映し出された。

「彼女は鈴木グループのご令嬢だ。ブルーロックは鈴木グループ……というより鈴木嬢のお陰で成立している。鈴木嬢による投資が大きい。彼女からの支援がなければとっくに終わっていてもおかしく無い……それだけブルーロックには金が必要で、彼女は必要不可欠だ。言っている意味、分かるだろ?」

「A、お前いつの間に……」

「ちょっと前にね、サッカーにハマって色々調べてたらこのプロジェクトのこと知ったんだ♪」

「それと鈴木嬢、鈴木嬢が愛して止まない御影玲王に飛び付きたいのは分かるがくれぐれも選手に怪我をさせないよう頼みますよ。」

「アイアイサー!」

「というわけだ。今言ったことを忘れるなよ。ブルーロックプロジェクト存続のため、体裁と出資者は守らなければ行けないということを。以上。」

***
AはチームVとチームZの試合を観戦していた。
玲王と凪、斬鉄の才能に圧倒されつつ、チームZの動きもしっかり観察していく。

途中、レオは背の高い金髪のギザっ歯のヤツにマークされてて、やりづらそうだった。苛立ちから手が出てしまい、イエローカードを貰ってしまった。

その時の本気で苛立っている玲王の表情にAの肩はビクッ!!と跳ねた。

あの時のレオは今まで見たことないくらいイライラしてて、余裕がないことが伺えた。

レオ……頑張って……!

その後、チームVとチームZの試合は、チームZの勝利で幕を閉じた。

レオ、負けちゃった……今まで挫折を知らなかったから、きっとそれが堪えてる。

初めて敗北を味わった玲王。
この先も、このプロジェクトは彼を苦しめることになる。

その苦しみによる苛立ちは、Aと玲王の関係に亀裂が入りかけるほどに、膨れ上がる。

【オマケ】鈴木嬢に一問一答!→←会いたかったよ愛しのレオ!!

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