【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

会いたかったよ愛しのレオ!! ページ40

チームV、チームZの試合前。

先にチームZがフィールドに入ったのだが……

「おー!!ここがブルーロック内のフィールドか〜!」

「ん?」

「あっ!お前たちがこれからチームVにボコされるチームZだな!Aちゃんが観戦しに来たぞっ!」

「あ゛あ゛!?ンだ小娘ェ!!」

「雷市落ち着け!」

チームVのメンツもわらわらと集まってきた。

「てか鈴木Aちゃんが何でここに……!?」

「イガグリ?知ってんのか?」

「逆に何で知らねんだよ國神!このコは今全盛期のアイドルだぞ!その人気は坂道グループと肩並べるレベルだから!なんか最近では少数精鋭のグループ作って圧倒的人気を勝ち取る気だとかなんとか……」

「そうなのか……アイドルとかはよく分からん。」

「ただ、何故アイドルの女の子がここに……」

伊右衛門が腕を組んでAの前で唸った。

後ろからチームVの何だ何だ、Aちゃんじゃん!なんて声が聴こえてくる。

***
「ん?何の騒ぎだコレ。」

「あー玲王、何か急に女の子が来たって……」

「あ〜?女の子……?」

人混みを掻き分けて行くと大きな男たちに囲まれた小さな後ろ姿。

「でもよぉ、絵心から話なんも聞いてないぞ……?」

「だってレオに早く会いたいんだもん。ソレに絵心にはじいやから連絡したもん。」

「げっ……!!」

玲王の声にAはくるっと振り向いた。

「レーオ♡!!」

「うおっ……!!?」

「えぇ!?」

Aが玲王に勢いよく抱きつき2人して倒れた。
Aはご満悦と言ったカオで玲王に頬ずりをしていた。

「レオー!会いたかった〜♡元気してた?今日もカッコいいね好き♡チームVのユニフォーム似合いすぎー!配色センスサイッコー!」

「A……!?何でここに……!じいやとか……付き人はどうした!?」

「じいやとか皆ほっぽってヘリで来ちゃった〜♡レオ不足深刻すぎたもん!」

「バ、バカ……!男だらけの監獄に付き人なしで来んなよ!てか何でここが分かった!?」

「あれ?レオ、知らないの?」

「あ……?」

「あ、あのぅ遮って申し訳ないけど……お二人さんは一体どういう関係で…?」

チームVのメンバーがおずおずと聞いてくる。

「レオの将来のお嫁さんがAなんだよ!」

「え、玲王お前押しかけ女房みてぇな婚約者いるってAちゃんのことだったのか!?」

「ああ。Aんち、鈴木グループはデケェ企業だ。んでコイツは俺の幼なじみで許嫁だ。不本意だけどな。」

「むぅ!」

鈴木嬢と絵心甚八。→←プロジェクトの始まりとレオぶそく。

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