【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

プロジェクトの始まりとレオぶそく。 ページ39

「……」

「どうなさいました、お嬢様……?」

「足りない……」

「え?」

「レオが足りないー!!じいや!!レオの所へGO!!ヘリ出せーい!!」

「えっ!?今からですか!?しかも玲王坊ちゃまはただいまブルーロックプロジェクト参加中の為、青い監獄にいらっしゃられるハズでは!?」

「Aが行くっていうからいいの!!ソレにブルーロックの資金は大半はAのポケットマネーが使われてるからいいの!じいや、Aの意見を否定するとは無礼であるぞ!」

「も、申し訳ありませんお嬢様……!」

お、横暴が過ぎますぞお嬢様ァ!!なんて言えるのならとっくに言っているぅー!!

「絵心に連絡いれといてね!あの人面倒くさいから!」

「かしこまりました。……。」

私、Aお嬢様に仕えるじいやこと杉澤慶次郎と申します。Aお嬢様に仕えて早十七年……お嬢様のワガママに振り回される日々で、頻繁に腰を痛めております。

お嬢様から坊ちゃまのお名前が出た際は肝を冷やしております。お嬢様は坊ちゃまを愛しておられますが、その愛が強すぎて暴走しがちだからなのです。じいやはこれからお嬢様に健康体でお仕えできるのか……腰が心配です。

「じいや!!何時に帰るかー……はごめん分かんないけど!とりま留守の間よろしくー!」

「お嬢様ー!!ティータイムはどうされますかー!?」

「一応用意しといて!ストレートティーね!」

「お気をつけてー!」

***

「早くレオに会いたいな〜。ねえ、もっと速く飛ばして〜!」

「これ以上は流石に飛ばせませんよお嬢様……」

「これはAお嬢様からの命令だい!ありがたく受け取りたまえ!」

「お嬢様は私を殺す気でございますか……」

鈴木家に仕える使用人はAに振り回される日々を過ごしており、玲王とAが過ごす時間を微笑ましく見守りつつ、何か起きないかハラハラもしている。

会いたかったよ愛しのレオ!!→←新作!【悪戯蜂とお困り女王。】

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