ふたりを襲った最悪のクリスマスの思い出。 ページ30
あれはお二人が7歳の時でした。
鈴木グループと御影コーポレーションの御令嬢と御曹司が婚約したということで、両家でクリスマスを過ごすことになりました。
Aお嬢様も玲王坊っちゃんもまだ幼い子どもで、お二人の為に使用人達が部屋の飾り付けをしていました。
準備をしている間、旦那様も奥様も忙しく、仕事をなさっていました。
大きなツリーの下に、お二人宛にたくさんのプレゼントが届いていました。
鈴木グループ、御影コーポレーションと関わりのある大企業の方からも多く届いていました。
「わぁぁ……!!Aちゃんにプレゼントいっぱい……っ!ねぇねぇばあや、開けていい!?」
「ええ。どうぞ。」
幼く可愛らしいお嬢様の笑顔をばあやは今でも覚えています。
「坊っちゃんもどうぞ。」
そう言うとお二人はプレゼントに手をかけて、目を輝かせていました。
「Aちゃん大きなくまちゃんの縫いぐるみーっ!!わーいかわいいっ!これからこの子と寝るーっ!レオは何もらったの〜?」
「俺は鉄道のおもちゃ。他にもあるみたいだぜ。」
「開けよ開けよっ!」
「そうせかすなよ。」
「わぁっ!!ゲーム機まである〜!やった!リカちゃん人形もある〜♡」
喜んでいただけて何よりです。
「レオ!遊ぼー!隠れんぼやろ!!レオが鬼ね!!」
そう言うとお嬢様は走っていきました。
「あんまり遠くへ行っては駄目ですよ!」
お嬢様のじいやさんは腰をやってしまっていて、今休まれています。その為、私達が手を離せない以上、A様のお目付け役がいなくなってしまう。
「ばあや、大丈夫だよ。アイツのことは俺が見てる。」
「申し訳ありません…。終わりましたらすぐに行きますから。」
その頃のAは隠れる場所を探していた。
「レオのことだし、簡単なところじゃすぐ見つけられちゃう。なら外に良いところを見つけて……」
外に出て隠れる場所を探していたときだった。
「よぉAお嬢サマ。」
「!?」
Aの肩に手を置かれ、振り向くとそこには複数人の男たち。そして口を手で塞がれ、Aは連れ去られてしまうのだった。
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桜花(プロフ) - ななしさん» コメントありがとうございます!!そうなんです!!彼女の目にはレオしか映ってないです!!これからも彼女はレオに対する恋を通して成長していくのでお楽しみに!続編も頑張ります!! (2023年1月28日 15時) (レス) @page41 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - うわぁぁぁ夢主ちゃんの純粋にレオだけ見てる感じ大好きです…傷ついた乙女はより強くなるって謎自論があるがあるので全然大丈夫です!(?)続編おめでとうございます〜! (2023年1月28日 14時) (レス) @page50 id: 749c6d74de (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 充希さん» コメントありがとうございます!!他の作品も読んでくださってるんですか〜!!嬉しいです!!コメント頂けるのが1番モチベーション上がるので嬉しいです!これからもがんばります♡ (2023年1月23日 20時) (レス) @page43 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
充希 - コメ失礼します!桜花さんの作品がどれも私のドタイプでめちゃめちゃ好きです!!!これからも更新頑張って下さい!!!! (2023年1月23日 20時) (レス) @page43 id: 199b614e0e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - かなさん» そのセリフッッッ!!めっちゃ拘ったんです!!そうです羨ましいんですっ!!こんなに嬉しいコメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2023年1月3日 10時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2022年11月19日 22時