【ブルーロック】押しが強すぎる許嫁。【御影玲王】

レオを振り向かせる方法。 ページ20

「玲王くーん。ここ教えて〜♡」

「ん?ああ、ここならこうして……」

「さっすが玲王くん!分かりやすい♡」

「ずるーい!私も〜!」

私も私も!!なんて次々レオに迫る女の子たち。

「レオ!早く帰ろ!!」

「あ〜……これ教えてから行くから先行ってろ。」

「え〜…!!レオんちのばあやが着いちゃうよ!!」

「そんな時間かかんないからさ、機嫌直せよ。後で構ってやる。」

クスクスと笑ってる女子がムッカつく……!!

「わかった。先行ってるわ……けどそこのあんた達!Aのレオに手なんて出したら潰す!!それにレオじゃなくてもAが勉強教えてあげてもいんだからね!」

「万年2位のあなたより1位の玲王くんの方が私はいいなぁ〜。」

なんて玲王には聴こえないよう、私に近づいてきて言ってくる女の子。

「万年2位にすらなれないあなたたちよりAの方が頭良いもーんだ。レオ、また後でね♡」

「おう。」

Aが居なくなった後。

「ねぇねぇ、玲王くーん。鈴木さんの許嫁って疲れない?」

「そうだな。アイツの面倒見るのは大変だよ。」

「でしょ!?私だったら他の子にいっちゃうな〜。」

「おいおい、Aにも優しくしてくれ?」

「あんな子に優しいとか玲王ってば本当イイ男〜」

勉強教えんのは別に良いけどさ、Aの愚痴を聞かされるのはいい気がしねぇ。それに人の許嫁にそんな事言うか普通?何か居心地悪いし、俺としては早く戻りたいかな。

***
「Aお嬢様、玲王坊っちゃんは一緒では無いのですか?」

「えーん…!ばあや!!聞いてよー!!」

「なんなりと。」

***
車の中。

Aは同性であり玲王の付き人であるばあやによく彼のことを相談していた。

「レオがね!モッテモテなの!!それで今は女の子達に勉強教えてるの!!しかもその女の子達からはテストのことで万年2位って馬鹿にされたしー!!こっちだって本当は気にしてるのにー!!」


「玲王坊っちゃんは御曹司だけでなく容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能…女性からするとこの上なく魅力的でしょう…。けれど誰が何を言おうと、玲王坊っちゃんはAお嬢様の婚約者ですし、Aお嬢様も玲王坊っちゃんの婚約者なのです。それに、お嬢様が坊っちゃんと肩を並べたいと日々努力なさっていることはばあやも存じています。万年2位と馬鹿にされようとも、その順位を取ることは容易なモノではありません。」

「ばあや…!」

「お嬢様の為にもこのばあやが助言を致しましょう。」

良くも悪くも押しが強すぎますお嬢様。→←新作!【凪くんはハニートラップがおじょうず。】

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