堀川くんへの気持ちは。 ページ42
堀川side
僕が馬小屋の掃除をしていた時、高い聞きなれた声がした。
「堀川くん!!」
「!!九鬼さん…」
九鬼さんは肩で息をして、膝に手をのせた。
僕は気まずくて、ほうきを持ったまま俯いた。
「堀川くん、返事、遅くなってごめんね。…ごめんなさい。貴方に想いを打ち明けてもらえて、私はすっごく嬉しかった。けどね、やっぱり、貴方は私の大切な仲間、家族なんだ。
…恋をしてしまう相手…
そう眼に写る相手は…日向なんだ。
馬鹿げたことだって分かってる。叶わないことも分かってる。…それでも、私は彼を想っていたい。
だから、本当にごめんなさい。」
深々と頭を下げる九鬼さん。
「顔を上げてください。本当の気持ちを、ありがとうございます。…今ので、全部吹っ切れたわけではないけれど…少しずつでも前を向きます。こちらこそ、急にごめんなさい。」
「…!!ありがとう、堀川くん。」
僕たちは、お互いの顔を見て笑い、強く握手をした。
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桜花(プロフ) - 今まで連載を見てくださった方々、本当にありがとうございました。ここで、日向正宗と双子の物語。は完結です。本当にありがとうございました!! (2019年10月13日 14時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» 初めていただいたリクエストを書いたのですが…どうでしょうか?可愛い路線にしたのですが…!嘘月さんのご期待に応えられるように頑張ります! (2019年1月2日 22時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん» あけましておめでとうございます!そしてレスありがとうございます!お餅つきですね!頑張ります!! (2019年1月2日 12時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
嘘月(プロフ) - 桜花さん» あけましておめでとうございます!!ネタ、なのですが、餅つき、とかいかがでしょう? (2019年1月2日 12時) (レス) id: 330b7fd244 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 嘘月さん!お友達申請まで…!!本当にありがとうございます!それと、もしよろしければ、ストーリーのリクエストをいただけませんか?よろしければなので、もし無くても気にしないでください! (2018年12月28日 19時) (レス) id: 8a6bd79137 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜花 | 作成日時:2018年11月3日 20時