愛し愛され。2【Fischer's】

メリークリスマス　Fischer's ページ33

A side



「メリークリスマス！」


8人の声が私の部屋いっぱいに響きわたる。


「うわぁ。うまそー！」


真っ先に料理に飛び付こうとしてるのは身長も体重もこの中なら一番のンダホ。


「ふふーんふーん♪」


呑気に鼻唄なんて歌っているのは歌が上手なぺけたん。やっぱり上手。


「A〜料理、上手にできたね！」


ふわふわした雰囲気で私に話しかけてくるのはグミが大好きなモトキ。彼は料理を一緒に作ってくれた。


「ほんとだなー。どれもうまい。」


うまい。って言いながらも料理を食べることより写真を撮ることに夢中な、カメラが大好きなマサイ。彼も料理を作るのを手伝ってくれた。


「おっ。うめぇな。流石だな。」


「わー。ダーマが褒めてる！めっずらし！」


「うるせぇ！」


私の料理を褒めてくれて、モトキの茶化しに反論しているのは口が悪くてゲームが大好きなダーマ。


「おぉっ。ほんとだ！うめぇ！」


そういいながら無邪気な笑顔でチキンを頬張っているのはダンスが上手なザカオ。


「ぷはぁー！やっぱビールはいいな！料理もうめぇし！」


なんて、おっさんくさいことを言いながらビールを飲んでいるのは運動神経抜群のシルク。


改めて見るとみんな一人一人いいところがあって。


「…みんな、大好き。」


そう呟いてしまった。


幸い、みんなに聞かれてなかったようだ。


普段通り騒いでいる。いや、いつもよりうるさいくらいに。






みんなの顔が赤くなっていることをAは知らない。


(((((((…期待させるなよ。バカ。)))))))









メリークリスマス！
なんとか間に合った！
変なお話ですみませーん！

いいよね？　silkroad　※ピンク　リク→←普段と　motoki　※ピンク　リク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す