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69話 ページ44

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食堂に向かえば、私の紹介をするらしくて、いっぱい人が居た



…私サボのTシャツ着てるんだけど、そんなんで人の前に出るの?



クロカは燕尾服なのに?



『え、ちょ、着替えてきたい』



「パーカーならお持ちしていますよ」



あ、でも変わんないや



パーカー上から羽織るかサボのTシャツ着てるかの違いだ

大差ないよ、うん



『今更面倒だしいいや』



「じゃ、ちゅうもーく」



おお、流石参謀総長



「もう知ってるやつも居ると思うが、Aは昨日革命軍に加わった。今日からは革命軍の最高戦力として動いてもらう」



自己紹介しろ、と目で言われて1歩前に出る



『…A、よろしく』



正直面倒事嫌いだし、自己紹介とかで興味持たれても困るし



「クロカでございます、宜しくお願い致します」



やべ、クロカとの差がスゲェって思われてそー



「クロカはAの執事らしい」



あ、その設定引き継ぐんだ



「じゃーま、仲良くしてやってくれ」



もう既に睨まれてる件について



あー…面倒事起こりそう



『だから嫌だったのに』



小さく呟いた言葉は誰にも聞こえなかったらしい



「おはよー、Aちゃん!」



『おはよう』



昨日泣いてから、無理はしなくなりました



だから笑ってはいるけど、毒舌ちゃんです



「あれ、それサボ君のTシャツ?」



『借りたってか、くれた』



「こいつ服とか持ってなさそうだろ?」



事実持ってないです



「お嬢、ストレートお持ちしましたよ」



『ん、ありがと』



朝ご飯は食べない派なので、横でめっちゃ食べてるサボを見て吐きそうです、マジで



『よく食うね…』



「ん?こんなん普通だろ」



因みに左がサボ、右がコアラちゃん、前がハックさんだ



『胃袋ブラックホールなんじゃないの』



え、何か皆めっちゃ笑ってるんだけど



「ブラックホールが、その通り過ぎて、アハハハッ!」



コアラちゃんまで…コーヒー零れそ



で、サボは気にせず食ってると



てゆーかそろそろ煩い



『…クロカ』



「御意にございます」



席を立って、むせてるサボの背中を叩いてから水を渡す



そのタイミングでティーカップを洗い終えたクロカと共に食堂を出た



『煩いのは性に合わない』



「左様でございますね」



ぐぐっと体を伸ばしてからいつもの格好に着替える



クロカと共にドラゴンさんの所へと向かった



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作者名: x他2人 | 作者ホームページ:http://Nano  
作成日時:2017年11月14日 1時

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