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30話 ページ4

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怯えながら去っていった海賊達の銃を横に置いてゾロさんの頭をしばく



「いてぇな!何すんだよ!」



『助けろよ緑野郎が』



死んだ目に戻して言ってやれば驚いたように目を見開いてた



「お前は弱い感じがしなかったんだよ」



事実大丈夫だったじゃねェか、と言うゾロさん



そーゆー問題じゃ無いんだよ



『面倒臭いのは嫌いなの』



「無気力かよ」



『そーですぅ』



「ムカつく」



知ってますぅ



てかお店静か…って何かめっちゃ見られてる?



『何で見られてんの』



「そりゃ嬢ちゃん、あんな海賊を追っ払ったんだからな」



おっちゃん、追っ払ったんじゃないよ。勝手に逃げてったの



『あ、そーだ。おっちゃん、私情報屋なの。ラークスパーって名前広めといてよ』



「おうっ、いいぜ!」



お礼をすれば、ちゃっかりしてるなってゾロさんに言われた



使えるものは使わなきゃね



『じゃ、ごちそーさま。いくら?』



「いーよいーよ!追っ払ってくれた礼だ!」



『マジで、神かよ』



「俺は?」



「あんさんは嬢ちゃんの連れだろう?」



『そーだよ』



じゃあいいさ!だって、めっちゃ気前いいな



『美味かったよ、ありがとね』



「おう!また来い!」



さっきの海賊が壊したドアを抜けて外に出た



やっぱり活気があっていいな



「Aってやっぱり強ェんだろ」



『ま、それなりに』



これで戦うのか?と背負っている鉄パイプを指さされ、頷く



『基本は素手だけど』



「鉄パイプは本気の時だけってか」



あー



『本気の時は、魔法かな』



「は?」



いや、うん



分かるよ、信じられないよね



分かる、分かるけどほんとなんだよ



ぽんっと直していた杖を手に出す



『魔導師だから』



「魔法使えんのか…?」



そ、と答えてから遠くの店に置いてあるリンゴを浮かせて自分の所へ持ってくる



『ん、美味い』



「マジかよ」



『あ、他言無用ね』



分かった、と答えてくれる彼は口硬そうだし大丈夫だろう



『あ、ちょっと武器屋寄っていい?』



「あァ構わねェが、何買うんだ?」



『んー』



護身用の何か欲しいんだけどな



カラ、と音を立てて扉を開ければ、奥には人当たりの良さそうなお兄さん



「らっしゃい、どんなの探してんだい?」



『護身用になるのが欲しい』



ゾロさんは店に入るなり刀の方へ行ってしまった



チッ、刀マニアめ



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作者名: x他2人 | 作者ホームページ:http://Nano  
作成日時:2017年11月14日 1時

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