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41話 ページ16

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何この変人みたいな目をやめて下さいよお姉さん達



「あ、貴女誰なの!?」



『情報屋、ラークスパーです。海賊共は倒しました』



ガチャ、と扉を開けていく



『皆、自分の居るべき場所に帰ろ』



1番近くに居た女性の手を引いて外に出せば、それに続いて全員出てきた



泣きそうな顔をしながらお礼を言ってくるのはいいけど、、いや良くないよ



何か有名になる為だけに首突っ込んだみたいなもんだから罪悪感!



まぁ何にせよ助けたのは私だもんね



うん、いい!←



『食糧買って、ベッド買って…あと欲しい物ある?』



来た時よりもすっかり活気に溢れた島を見ながらクロカに問う



「特にはございませんよ」



『ダウト。私遠慮しないでって言った』



瞬きの回数だとか、目線だとか

そーゆー簡単なもので直ぐに分かる。が故に傍に置く者には嘘をついてほしくない



「お嬢には敵いませんね…私用の服が欲しいです」



『ん、分かった』



ポン、と頭を撫でてやれば嬉しそうに笑った



クロカの服を買って、必要な物も買って船に戻る



島の人たちが色んな物オマケしてくれた



いやぁ、ラッキー



『クロカ、ログポースは?』



「ございませんでした」



あー、やっぱり



『偉大なる航路(グランドライン)にしか無いかなー…』



「何だ嬢ちゃん、ログポース探してんのかい?」



ん、服屋のおっちゃん



『今からグランドライン行くの』



「そーかいそーかい!ならもってけ!」



ポイッと投げられたのは探していたログポース



『何でこれ持ってんの』



「海賊船で航海士やってたんだよ」



陽気に笑うおっちゃんは元海賊ってわけか



出航の準備をしていたクロカが顔を出したため、一礼する



『ありがと、助かった』



「アンタみたいな嬢ちゃんが、グランドラインに何しにいくんだい?」



最後に教えてくれ、と言われて首の石をなぞってからマリンキャスケットを被り直す



『私は情報屋ラークスパー。最愛の人を探して世界を回るの』



そう言った少女は、何よりも可憐に美しく笑った



『出して、クロカ』



「はい」



『今からグランドライン行くよ』



「どこへでもついて行きます、我が主」



柔らかく笑うクロカに、帽子の下の宝石のような瞳が揺れる



『出航』



「御意にございます」



赤いヒールがカツン、と音を鳴らした



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作者名: x他2人 | 作者ホームページ:http://Nano  
作成日時:2017年11月14日 1時

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