すのスノふぁみりー

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涼太Side

検査結果を聞いてまたバスに乗って家に帰る

涼太「ただいま」
照「ただいまー」
翔太「ただいま、やっぱ腰いてぇ。」

リビングの扉を開けると中からいい匂い。
キッチンの方に目をやると康二が椅子に座りながら夕飯を作ってくれてる

康二「あ、おかえり！
ご飯俺作るからダテは休んでてええよ」
涼太「ありがとう
康二足痛くなったの？」
康二「ちょっとな、でも今は痛ないし大丈夫やで！」
涼太「康二ひとりじゃ大変だし俺も手伝う」
康二「ええのに」
涼太「いいの」

手を洗ってまな板の上に置いてあるじゃがいもと人参と玉ねぎを切る。

ラウ「なにか手伝うことある？」
涼太「こっちはもうすぐできるからテーブル拭いてくれる？」
ラウ「わかった！」

台拭きを濡らしてテーブルを拭きに行くラウール
いつも楽しそうにお手伝いしてくれるから物凄く助かる。

亮平「今日、辰にぃ当直だよね？」
蓮「辰にぃ明日の朝帰ってくるって言ってたよ」
亮平「看護師さんって大変だよね」
照「前みたいにぶっ倒れないといいけど」

照が言う前にみたいにとは2ヶ月前、9人のうち5人が一斉に体調崩してその看病と当直やらが被って休めてなかった時に貧血と39°Cを超える熱が出て寝込んだことがあった

涼太「出来たよ！
みんな席ついて」
all「はーい」

今日は肉じゃがと味噌汁で家庭的だよね

大介「美味しかった！ご馳走様」
康二「ええよ置いといて」
大介「康二まだ魔法の杖必要でしょ？」
康二「ごめんな、ありがとう」

食べ終わってシンクに食器を浸けて宿題やら、お風呂やらにみんな向かう

康二「ダテ？」
涼太「どうしたの？」
康二「亮平兄ちゃんが言ってたんやけど、明日雨降るみたいだからしんどかったら降りてこんでも大丈夫やで
俺が朝ごはん作るし」
涼太「無理そうだったらお願い」
康二「無理しんといてな？
ダテの美味しいご飯当分食べられへんの嫌やし」
涼太「うん、ありがとう」

康二は本当に人の良さが滲み出てるよね
だから誰からも愛されているのだろう。

康二「今何時…！？」

いきなり時間を気にし出す康二
今日は火曜日か

涼太「もうすぐ9時だね
いいよ好きな芸人さんが出てる番組あるんでしょ？」
康二「ええの？」
涼太「もうすぐ終わるし1人でも大丈夫だよ」
康二「ダテ、おおきに！」

関西弁丸出しで嬉しそうに魔法の杖を一応ついてソファーに急ぐ康二。
中々可愛い弟だ。

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