すのスノふぁみりー

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翔太Side

はぁ…着いちゃったよ。
なんの検査すんだろ…採血だけでありますように…

大貴「待ってたよ
じゃあ涼太から始めよっか」

涼太は最近調子よさそうだったしちゃんと薬だって毎食後打ってるから採血だけで済んでるし
照に関しては発作起きてないかちゃちゃっと終わっちゃうし

ってな訳で直ぐに順番が回ってきてしまった

大貴「翔太ここ座って
早くしないと次の患者さん待たせちゃう」
翔太「やだぁ…帰る」
大貴「ここまで来たんだからささっと終わらせて帰る方が良くない？」
翔太「だって骨髄穿刺するんでしょ…ｸﾞｽｯ」

採血用のシリンジと明らかに針の太さが違うシリンジが目に入る

大貴「痛くないようにするから先に採血しちゃうね？」

腕に止血帯をはめれ風磨に抑えられて身動きが取れない

風磨「そんなに腕動かすと変な所に刺されるぞ」
大貴「ほら、目閉じて」

翔太「ｯｲ…！」
大貴「はい、採血終わり
じゃあそこの上寝転がって」
涼太「翔太おいで」

何故か診察台に座っている涼太が手招きする
痛いことされるのわかってるけど仕方なく診察台の上に寝転がる

大貴「膝抱えて背中丸くね
涼太、翔太の手握っててあげて」
涼太「うん」
大貴「照、翔太の足抑えてて」
照「わかった」
風磨「翔太？消毒して麻酔打つね」

骨盤ら辺を消毒されて麻酔いくよって

翔太「いた…い！！」
大貴「次いくからね
ちょっとだけ我慢ねいくよ」
翔太「ｲﾀｲ!!…早く…ｸﾞｽｯ抜いて！」
大貴「はい、終わったよ。
よく頑張った」

何回しても慣れないとはこの事だ。
なんで骨髄穿刺なんかしたかと言うと、俺が中2の時に鼻血が止まらなくて学校で倒れて病院で白血病だって診断された。
そこから2年間闘病して退院はできたけどまだ5年間再発しなければ完治まであと2年ある。

大貴「じゃあ結果出るまで外で待ってて」
照「翔太腰大丈夫？」
翔太「痛い」
照「ほれ」

照が背中を向けて跪いてくれる

翔太「ありがとう」

これじゃあどっちが年上か分からないよね笑
一応俺の方が年上なはずなんだよな

診察室の前の長椅子に下ろしてもらいさっき刺された腰を摩る

涼太「辛いならもたれ掛かる？」
翔太「そうするわ」
辰哉「ちゃんと来たのね
翔太マルク後？」
翔太「口に出さないで
もっと痛くなる」
辰哉「あっ、ごめんごめん」

そのまま辰にぃはカルテを片手に行ってしまった。

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