・ ページ49
翔太Side
病室に来て30分ぐらい経ったんだけど、樹は光くんに呼ばれてナースステーションに行ったし、辰にぃは照のとこ行ったし、涼太は亮平と康二のところに行ったみたいだ。
つまり今1人ってこと。
ベッドの上でゴロゴロしようにもさっき打ってもらった点滴が邪魔するし。
翔太「はぁ、暇…ｯﾀ…」
いきなり腹痛が襲いお腹を押えて丸まる。
翔太「いま…かよ…ﾊｯ…ﾊｧ」
ナースコール押そうとしたけど手が滑りベッドから落ちてしまった。
翔太「だ…か…ｯﾀ…ﾊｧ」
大介「コンコンコン入るよー」
救世主が現れたみたいだ。
翔太「だ…にぃ…ﾊｧｯ…」
大介「翔太きたよ…って大丈夫？！」
翔太「ﾊｧ…ｯﾝﾝ…と…ぃれ」
大介「下してる？」
翔太「ｺｸｺｸ」
ギュルギュルとお腹がなっていて気持ち悪い。
大介「ちょっと揺れるよ？」
脇の下に腕を突っ込まれて抱き上げてくれる大にぃにしがみつく。
点滴台を俺の事を抱きながら器用に引いてくれる大にぃ。
大介「降ろすね？一人で大丈夫？居ようか？」
翔太「いて…欲しい…いっ…」
大介「うん、わかった
お腹か背中どっち摩るほうがいい？」
翔太「おなか…ﾊｧﾊｧ」
恥ずかしさよりも1人で痛みに耐えるのが辛くていて欲しいと伝えた。
翔太「ごめ…ねﾊｧ…」
大介「急にどうしたの？」
翔太「…きたない…ﾊｧﾊｧ…から」
大介「そんなこと気にしてないし、翔太が今頑張ってる証拠だからね？」
翔太「大にぃ、、ありがとう…」
暫くするとまだ痛みはあるものの下してる感じが無くなってきた。
大介「そろそろ病室戻ろっか？
冷えるとまた痛くなっちゃうからね」
翔太「うん、大にぃ、手貸して？」
大介「いいよ」
全然足に力が入らなくて大にぃに手助けしてもらう。
大介「おんぶしてあげるから乗りな？」
翔太「ありがとう」
病室に帰るとさっきまで先生に呼び出されていなかった樹が戻ってきていた。
樹「翔太、大丈夫？」
翔太「まぁ、何とかな。」
大介「久しぶり、樹」
樹「本当に久しぶりだよね
会いに来てくれたっていいのに」
大介「ごめんね、バイトとサークルしてたら蓮たち迎えに行くので精一杯でさ」
樹「だよね」
大介「翔太の事ちょっと気にかけてあげて？
すぐ翔太無理するから、って樹もか」
樹「大丈夫だよ、しょっぴーの事ちゃんと見とくから」
大介「ありがとね
翔太、荷物ロッカーでいい？」
翔太「うん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
納豆ジュース(プロフ) - 初めまして。リクエスト勝手に失礼します。もし良ければなのですが康二君の話も読んでみたいです。待っていますので是非時間があればよろしくお願いします。 (2021年4月3日 9時) (
レス) id: c1de26f1cf (このIDを非表示/違反報告)
せら - 小児科のお話大好きです！！！楽しみにしています！！！頑張ってください！ (2020年12月22日 11時) (レス) id: 644e6bb056 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにします！リクエストなのですが、康二の病気が再発するなど康二の体調不良のお話も読んで見たいです！ぜひよろしくお願いします。 (2020年10月21日 21時) (レス) id: 4db9be7212 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 楽しみにみてます。阿部ちゃん喘息我慢して悪化する感じみたいです。お時間があればお願いします (2020年10月8日 18時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
おむしゅが(プロフ) - ぴっぴさん» 見ていただきありがとうございます！もう少ししたらひーくんの体調不良も出てくるので少々お待ちください(^^) (2020年7月10日 20時) (レス) id: 9efe67942b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おむしゅが | 作成日時：2020年6月23日 1時
