すのスノふぁみりー

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亮平Side

辰哉「亮平に学校行くなって言っても聞かないからそこは諦めるけど、昨日、2回も発作出てるんだから無理はダメ！絶対にダメ！わかった？ちょっとでも怪しかったら保健室行くこと！あと、今日検診忘れずに行くんだよ、俺中学校で面談あるから付き添えないけど」
亮平「そんなに心配しなくても分かってるから」
辰哉「無理するからじゃん！
もう、照今日亮平の事よろしくね？」
照「ちゃんと見とくし大丈夫だから」

何とか照が説得してくれてご飯を食べて学校へ向かう。

亮平「照、ありがとね」
照「なんの事？」

分かってるくせに知らん顔していつもまとめてくれる照。

康二「亮平にぃちゃん、今日俺も病院あるし一緒に行ってもええ？」
亮平「うん、一緒に行こっか」
康二「やった！」
亮平「授業終わったら校門で待ってるね？」
康二「おん！」

6時間授業が終わった帰りの準備をしていると少しお腹に違和感。

照「お腹痛いの？」
亮平「痛くはないんだけど、なんか違和感ってやつ？」
照「無理はすんなよ？怒られるの俺なんだからな」
亮平「うん、光くんに診察の時聞いてみる」

康二「照にぃ！亮平にぃちゃん！」
照「元気だな」
康二「だってるーたくんに会えるんやもん！」
亮平「じゃあ早く行こっか」

康二がるーたくんって呼んでいるのは康二のリハビリの先生で関西人なんだって
義足になった時からずっと龍太くんに見てもらってるから関西弁が移る移る笑

康二「じゃあまた後でなぁ〜！」

とブンブン手を振る康二と病院のロビーで別れる。

名前を呼ばれ診察室に入る

光「照も着いてきたんだ笑」
照「辰にぃがうるさくてさ」
光「メール来てたしね笑
じゃあ亮平胸の音聞くから服めくって」
亮平「うん、、」

学校出る時に感じたお腹の違和感が少しずつ吐き気に変わってきて

光「じゃあそこ寝ころべる…って亮平どうした？」
亮平「…ひか…く…気持ち…悪い」

これ以上喋ると出てきそうで必死に口を手で覆う。

光「風磨！ガーグルベースン持ってきて！」
風磨「あっ、はい」

光「我慢しないで吐いていいよ」
亮平「…ｵｪｯ…ﾊｧ…ｵｪｪ…ｹﾞﾎｹﾞﾎ…ﾊｧ」
光「いきなりどうしちゃったんだろうね
胃腸炎かな。」
風磨「照、どこ行くの」
照「ちょっと…トイレ…ｯ」
風磨「俺、照に着いてきます」
光「お願い」

光「今日、お昼なんだった？
涼太のお弁当？」
亮平「ちが…ｵｪｯ…こ…ﾊｧばい…ｳﾞｪ…」

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