すのスノふぁみりー

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ラウールSide

蓮「じゃあ俺透析室行くけどラウ1人で大丈夫？」
ラウ「大丈夫だよ。笑
何回来てると思ってるの？」

蓮くんと別れて待合室で順番を待つ。

暫くしてアナウンスで呼ばれて診察室に入る。

光「ラウール、じゃあここ座って」
ラウ「お願いします」
光「じゃあ胸の音から聞かせてくれる？」

手で温めた聴診器を服の中に突っ込み胸の音を聞く光くん。

光「今日はあんまり雑音入ってないね。
喘息の方は最近発作起きてないって聞いたけど、心臓の方はどう？」
ラウ「たまに脈飛んでる感じがする時があるかな。」
光「そっか、不整脈とか心臓発作起きた時は無理しないで、ちゃんと休むんだよ？喘息の発作でもだけど」
ラウ「うん」

光「じゃあ、検査始めるね
涼介、吸入の準備とラウールの背中摩ってあげて」
涼介「了解」
光「そこ寝転がって、マスクつけてね
発作出てきたら止めるけど、我慢しちゃダメだよ？直ぐに吸入に切り替えるからね」

じゃあ始めるよ？の合図でマスクに煙が流れ込んでくる。
ゆっくりと深呼吸をしているとだんだん咳と喘息特有の音が聞こえてくる。

ラウ「ｹﾞﾎ…ﾋｭｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎ…ﾊｧﾋｭｰ…ｹﾞﾎｹﾞﾎ」
光「辛かったね、吸入に変えるからゆっくり息してね」
ラウ「…ｹﾞﾎ…ﾊｧ…ﾌｰ…ｹﾞﾎ…ﾊｧﾊｧ…ﾋｭ…」
光「咳は落ち着いて来たかな？
もう1回胸の音聞くね」

寝転ぶ僕の服の間から聴診器を入れて胸の音を聞いてくれる。

光「まだ雑音残ってるし、あと10分ぐらい吸入しような。」
ラウ「…うん、ﾊｧ…ﾋｭｰ…ﾊｧ」

吸入をしている僕の背中を摩ってくれる涼介くん。

ラウ「涼介くん…ありがとう」
涼介「いえいえ。落ち着くまで摩ってるからね」
ラウ「ありがとう」

光「吸入終わったかな？」
涼介「はい、今終わりました」
光「じゃあラウ、座ろっか
もう1回胸の音聞くね？」
ラウ「うん」
光「うん、だいぶ良くなったね
体だるくない？」
ラウ「うん！ねぇ蓮くんの所行っていい？」
光「走って行っちゃダメだよ」
ラウ「分かってる〜！」
光「次の検診いつだっけ？」
ラウ「来週の水曜日」
光「次も忘れず来てね」
ラウ「うん、光くんありがとう」

診察室を出て3階の透析室に向かう。

ラウ「あっ、風磨くん！
中入ってもいい？」
風磨「ラウじゃん
いいけど、蓮ちょっとしんどいみたいだから騒がないようにね」
ラウ「うん、わかった」







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