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翔太Side
大にぃは骨髄提供をしてくれて、俺の命を繋いでくれた。
最近は体調を崩すことが少なくなった大にぃだけど、昔は家族の中でも特に体が弱かった。
小学校の頃は行事事のあとは毎回と言っていいほど熱出して倒れての繰り返しだった。
中学、高校生に上がるにつれ倒れることが減ったとはいえ熱を出してたし、無理をし過ぎれば倒れていた。
そんな大にぃに俺のせいで辛い思いをして欲しくなかった。
でも大にぃは『翔太はこれまで治療頑張ってきたでしょ？だからお兄ちゃんの骨髄で翔太が元気になれるなら俺は辛くても頑張れるよ？』なんてｲﾋﾋと笑う大にぃ。
でもやっぱり身体は正直だったみたいで退院すると思ってた日に大にぃは来なくて、辰にぃに聞くと答えを濁らせた。
予想とは4日遅れて退院した大にぃが無菌室に来てくれた。
拒否反応が酷かったのと、俺のせいで大にぃが辛かったかと思うと勝手に涙が出てきてパニックになっていた。
そこからは移植してもらった骨髄液により血液が造られるようになり、退院出来た。
退院する日学校が終わった大にぃはすぐさま病院に来て抱きしめてくれた。
大にぃにはしんどい思いをして欲しくなかったから極力頼らないでもいいようにしてたけど、3年経って俺が一方的に頼らなくなったことによって大にぃも思い詰めてたみたいだった。
大介「治まってきた？」
翔太「…ん…ﾊｧ…ありがとう」
30分ぐらいずっと大にぃは背中を摩ったり、声をかけ続けてくれた。
大にぃがもし倒れた時は絶対に俺が看るんだ。
大介「そろそろ涼太帰ってくるって」
俺が使ったガーグルベースンを洗ったりしてくれた大にぃが戻ってきた。
翔太「そっか。大にぃ？」
大介「どうした？」
翔太「ありがとう」
大介「こちらこそ、頼ってくれてありがとう笑」
やっぱり、笑っている大にぃが大好きだ。
大介「疲れたでしょ？寝れるなら寝な？」
翔太「大にぃ、いっしょに寝よ？」
大介「うん、いいよ」
って即座にベッドに入ってくる大にぃ。
少しぐらい甘えてもいいよね？
辰哉Side
当直明けに涼太とバスに乗って家に帰ってきた。
ｶﾞﾁｬ
辰哉「ただいま」
手を洗いにリビングに行くと照が下に降りてきた。
照「あっ、おかえり」
辰哉「ただいま、照、大丈夫？
発作出たんだって？」
照「結構迷惑かけたけどもう大丈夫。」
涼太「あれ、翔太学校行ってないの？」
辰哉「涼太に言ってなかったな、お腹痛かったみたいでさ」
涼太「ちょっと見てくる…」
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納豆ジュース(プロフ) - 初めまして。リクエスト勝手に失礼します。もし良ければなのですが康二君の話も読んでみたいです。待っていますので是非時間があればよろしくお願いします。 (2021年4月3日 9時) (
レス) id: c1de26f1cf (このIDを非表示/違反報告)
せら - 小児科のお話大好きです！！！楽しみにしています！！！頑張ってください！ (2020年12月22日 11時) (レス) id: 644e6bb056 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - はじめまして！いつも更新楽しみにします！リクエストなのですが、康二の病気が再発するなど康二の体調不良のお話も読んで見たいです！ぜひよろしくお願いします。 (2020年10月21日 21時) (レス) id: 4db9be7212 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 楽しみにみてます。阿部ちゃん喘息我慢して悪化する感じみたいです。お時間があればお願いします (2020年10月8日 18時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
おむしゅが(プロフ) - ぴっぴさん» 見ていただきありがとうございます！もう少ししたらひーくんの体調不良も出てくるので少々お待ちください(^^) (2020年7月10日 20時) (レス) id: 9efe67942b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむしゅが | 作成日時：2020年6月23日 1時
